あの頃、ブルマ先生は確かにいた
kesuka_Yumeno
ブルマ
※これは事実かもしれないし、物語かもしれません。
記憶という霧が脚色してくるので、寓話としてどうぞ。
⸻
「雪白(仮名)、大丈夫か? 保健室行くか?」
僕はただ、静かに三角座りしていただけなのに、体育の先生はそう声をかけてきた。
ちなみに、その先生は
美少女顔のナイスバディである。
僕は顔色こそ真っ白だが、健康優良児の白雪姫だ。
雪白「……大丈夫です」
そこに薔薇はおろか、恋も百合もない。
ただの風景、日常の些細な一コマ。
つまらない実話……いや、寓話と呼ぼうか。
好きかい?
何も始まらない導入は。
これは僕らが〇学生だった頃の、もう古い記憶……昔話だよ。
🍎🍎🍎
あの頃はまだ、ハーフパンツが導入される直前で。
女子はみんな、
"ベジータの奥さん"を穿かされていた。
みんなハミパンしないように苦労していた。
そして体育の先生は漢前で、豪胆だった。
生徒が
「先生は着ないのズルい!!」
と言ったら、
先生は笑って言った。
「せやな、はくわ」
──そして有言実行。
そう、
"トランクスのお母さん"を穿いたのだ。
結果、どうなったか。
わざわざ
校長先生は涙目で
「やめてください」
と先生に懇願し、
"ブリーフ博士の娘"は二度と姿を見せなかった。
いや、HENTAIを通報できない世の中おかしくね?
白雪はそう思った。
まぁ──
今みんながハーフパンツを装備している背景には、
こんな話もあるのだ。
みんな、みんな幼い日の話。
誰もが若かったんだ。
あの頃、ブルマ先生は確かにいた kesuka_Yumeno @kesuka_Yumeno
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