ボクが日本に来た理由

　ボクが日本に来た理由

　日本（にほん）で働（はたら）くアメリカ人（じん）男性（だんせい）のトーマスさんと親（した）しくなり食事（しょくじ）をした。

　色（いろ）んな話（はなし）をしたが、一番（いちばん）印象（いんしょう）に残（のこ）っているのは女性（じょせい）の話（はなし）だ。

　「ボクが日本（にほん）に来（き）た理由（りゆう）は、日本人（にほんじん）女性（じょせい）と結婚（けっこん）するためだ。ボクは日本人（にほんじん）女性（じょせい）の一途（いちず）なところがとても好（す）きなんだ。そういう女性（じょせい）こそ守（まも）りたいと思（おも）う。」

　トーマスさんは更（さら）に続（つづ）けた。

　「なにより、これは女性（じょせい）だけに限（かぎ）らないのだけれど、日本人（にほんじん）は無宗教（むしゅうきょう）なのが最高（さいこう）にいいね。」

　それの何（なに）がいいのかを尋（たず）ねると、トーマスさんは微笑（ほほえ）みながら答（こた）えた。

　「ボクの国（くに）の女性（じょせい）みたいにセックスの最後（さいご）、違（ちが）う男（おとこ）のことを言（い）わないからだよ。「OH MY GOD！」ってね！」

　その後（あと）、トーマスとは会（あ）っていない。