第2話

『先日、○○市で魔法使い2人が捕獲されました。10代女性と20代男性で共に風魔法を使用していたとのことです。』


「また捕まってしまったのね。」

目の前のお母さんが暗い顔でテレビを消した。

そんな顔見ていられなくて朝ごはんに出されたパンを頬張って席を立つ。


「メル、ペンダントを取ってはダメよ。貴方のためだから。それと…」

「魔法はなにがあっても使わない!分かってるよ、いってきます!」



涼しい風が頬を掠める。

雲一つない青空で気分も高揚していくのを感じる。


とある大事件の後、魔法が法律によって禁じられ、わたしたち魔法使いは魔法管理局に追われながら生きている。


その大事件ももう50年前のことらしい

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WITCH RAIN ふぁる @mini_

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