銀河舞踏会 γジュリエット 2nd folio
やまなし
映像ライタの来田栄三によるキャスト・イタンビュウ
その1 Stephanie and Marie
本作、『銀河舞踏会 γジュリエット』は大手映像ストリーミングサービス、「マンサナTV」にて配信予定の連続テレビドラマである。
先攻PVも公開され、新作ドラマ枠でトップクラスの期待作となっている。
さて今回は、放送直前特番として、豪華キャストにお越しいただいた。ヒロインのジュリエット役を務めるステファニー・エリザベス・アヴァル嬢と、ジュリエットが訪れた世界の元気なツッコミ担当の女子高生、
ステフ:よろしくお願いします(優雅に頭を下げる)。
エリ:こんちはっ(カメラ目線)。
来田:トップバッターはこちらの若いお二人ですが、どちらも芸歴としては長く、まずステファニーさんは、舞台ではスタアの名声を不動もののと認識しております。
ステフ:ありがとうございます。わたくしも舞台をご覧になった方々から、かような声をいただき、光栄の限りです。
エリ:だめですよ、そんな褒め言葉あげちゃ。お世辞とか理解できない子なんだから。
来田:いえお世辞とかそんなんでは(汗)。
ステフ:どういうことかしら、マリさん。
エリ:マリですぅ(自爆)。ちがっ、エリですぅ(訂正)。
来田:そしてエリさんは、妹さんのマリさんと双子の子役としてデビュー以来、かずかずのテレビドラマで活躍。お二人とも、本作の出演の決め手はなんでしょうか。
ステフ:ずばりジュリエットの魅力です。ふつう、ヒロインが戦う動機というのは明確です。ここが不明瞭な作品は、視聴者も、なにに注目して楽しめば良いかと苦労するでしょう。しかし、本作は不明瞭さが魅力なのです。わたくしくは出演依頼の際、プロットを拝見したところ、とたんに魅了され、のみならず、いち早く続きが見てみたいと感じてしまったのです。それも、先行放送よりも最速に、です(天使の微笑み)。
エリ:あたしは、ずばりステファニーへの復讐です(外行きボイスで)。
来田:ぶふー(吹き出し音)。
エリ:ふつう、共演者は協力して作品の完成度を高めます。協力し合えない作品は、視聴者も、作品に集中して楽しめないでしょう。しかし、本作は舞台裏こそ本番なのです。わたくしは出演候補者を拝見した際、ステファニーの名を確認したところ、とたんに憤り、のみならず、いち早くこやつの鼻っ面をぶちのめしてやりたいと感じてしまったのです。それも、顔合わせよりも最速に、です(堕天使の微笑み)。
ステフ:(天使の微笑み)え、貴女いまなんて。
来田:え、えと、不勉強で恐縮ですが、お二人は、過去共演の実績がおありなのですか(滝汗)
ステフ:ありませんわ。ですが、よくオーディションでは見かけておりましたので、もう、お友達です。
エリ:そうですぅ。お友達ですぅ(狂気の笑顔)。なんか会うたびに、横からイチャモンつけられる仲なんですぅ。
ステフ:イチャモンってなんのことかしら。ご自分のお名前を間違えることとか。
エリ:間違えとらんわ。自分の名前間違えるとかヤバいわ。
ステフ:いまだって。貴女、さきほどから妹のふりされてますけど、マリでしょう。
エリ:げっ。だからなんでわかんだよ(自白)。
ステフ:(首を傾げ)なんで、とは。別の人間だもの(真顔)
エリ:……。いいでしょう。ええ、我こそはマリである(正体バレ)。ママしかウチら見分けられないのに、そういう所が気に入らないのよ(いいがかり)。
ステフ:よくわからないわ。オーディションの不正受験をカンパされて、どうして逆恨みされるのかしら(同情)。
誤エリ(正マリ):おいー、やめー(焦)。
来田:あー、えとー、でも本作は、姉妹同時出演ですから、入れ替われませんね(フォロウ?)
誤エリ(正マリ):ですです。あたし不正とかやりません。
ステフ:えっ、ヴァルキィの初登場カット、あれエリじゃ――
誤エリ(正マリ):だからやめー。あんたそれ天然なのかわざとなのかどっちなんだお。
来田:双子の入れ替わりトリックって、現実では成立しないんですね。ありがとうございました……。
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