クラスのビッチが百合すぎる。【改稿版】
たべごろう
プロローグ
私は、違う。
ずっとそう思っていたのに。
「かのんちゃんは、違うの……?」
涙を浮かべて私を見つめるあなたは、とても綺麗で。
高鳴る胸と重なる手の感触。
そして、この気持ち。
あなたと同じものを、私も持っている。
今はそう思っていたい。信じていたい。
あなたと一緒がいい。
だから、言うんだ。
「私は――」
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