第4話 旅立ち
水曜か。昼飯食って体育をやった後のコレだと睡魔との戦いになりそうだなぁ。
————選択してください。
▷初めから
▶︎続きから
これ、初めからにしたらどうなるんだろ。データは一つしか残せなさそうだよな。某ゲームは20個までデータ残せるらしいけど。
————“続きから”が選択されました。
空腹で目を覚ましたキョウスケは部屋を見回す。自分の部屋より少し大きくて綺麗な部屋を見、勇者として旅に出たことを思い出した。
昨夜は疲れてそのまま眠ってしまったようだ。夕食も食べていなかった故に腹の虫が鳴き止まない。
昨日に引き続き四苦八苦しながら鎧を着てロビーに向かう。腹の虫は放っておくことにした。
目的地であるロビーに到着し、辺りを見回すがあの2人はまだ来ていないようだった。
ふと時計に目をやる。時刻は4時を示していた。
早く寝た分早すぎる時間に目が覚めたようだ。腹の虫の放置は危険だと考えたキョウスケだが、この時間では食堂など開いている筈もない。
キョウスケはランタンを取りに部屋に戻る。そうして外へ向かう。宿屋の周りには林が広がっていた。
森の中で育ってきたような彼はある程度食べられるものとそうではないものの見分けができる。この地味な特技に生まれて初めて感謝しながら林の中を歩く。
しかしあまり種類は無く、戦利品はアケビが6個程度だった。
それでも無いよりマシだと自分に言い聞かせ、宿に戻る。
簡易的な食事を終え、取り敢えず胃は満たされた。
再び時計に目をやる。4時50分になっていた。
もうレムとニーナも目を覚ましただろうか。そんなことを考えつつ再度ロビーを訪れる。
そこには甲冑姿の女の子が2人、腕組みをしつつキョウスケを待っていた。
————選択してください。
▷おはようございます。
▶︎おはろー
▷2人とも早いですね。
これ一番下が変なやつって設定じゃなかったんかい!結局全部最初は変なやつ選んでいるってのかよ!
“おはようございます”が選択されました。
2人に向かって挨拶をするキョウスケ。レムとニーナは彼の言葉に顔を上げた。
「おはようございます、キョウスケさん」
「おはよー」
挨拶こそ返してくれたものの、2人の表情は険しい。何があったのか尋ねようとしたキョウスケだが、それを遮る声がした。
「よっ。今日からどうぞよろしくな」
顔を向ければそこには昨日の弓使いの少年がいた。確か名をロイドと言ったか。
————選択してください。
▷何故ここに?
▷パーティに参加してくれるんですか?
▶︎どちら様でしたっけ。
言ってやりたい気持ちはあるけどな。ダメだよな。
“パーティに参加してくれるんですか?”が選択されました。
一瞬驚いたキョウスケだが、共に戦ってくれるのかと尋ねてみる。昨日と変わらず、ロイドはキョウスケを睨んだ。
「そこの女子2人は問題無いけど、お前は全然ダメだろうからな。俺様が手助けしてやろうと思ったんだよ。ありがたく思えよな」
「遠くの動かない木の実すら撃ち抜けない癖によく言うな」
レムを見れば敵意剥き出しだ。ニーナはやれやれと首を振っている。
「朝っぱらから愛の火花散らさないでよー」
「………ニーナ?」
「はい。すみませんでした」
レムが凄むとニーナは即座に謝る。しつこい男は嫌われるとは言うが、このロイドという男はレムに何をしてここまで嫌われているのだろうか。
そんな疑問を抱いたキョウスケだったが、わざわざ聞くまでもないと考え直す。そうして今後の予定をレムに尋ねる。
「出発は予定通り6時です。ここから二時間ほど南に進むと小さな街があります。まずはそこを目指して進みましょう。道中には魔物が出ますので油断なき様」
「はいセンセー。朝ごはんはどうするんでしょーかー?」
「現地調達だ」
レムの言葉に疑問を抱いたキョウスケ。その意味を尋ねれば、意外な答えが返ってきた。「倒した魔物の中で食べられそうなものを見繕って料理を作るのです。グラナトゥムでは野営の基本です」
この世界の魔物って食べられるんだ。どんな味がするんだろ。
「はぁ、やっぱりか…」
同期の言葉にニーナは肩を落とす。表情が暗いのは言わずもがなだ。
ニーナの様子が気になったキョウスケだが触れることはせず、レムに向き直る。
————選択してください。
▷食用の草花の見分けは任せてください。
▷キノコを見極める目には自信があります。
▶︎毒草の毒の抜き方は任せてください。
いやいやいやいや危ないだろうよ。え、てか毒草の毒を抜くことってできるの?
調べたら結構できるらしい。毒の程度にもよるみたいだが。
いや、しかし無難な落とし所が一番だよな!
“食用の草花の見分けは任せてください”が選択されました。
あまり役には立たないかもしれない、と前置きをした上でキョウスケは食用の植物の見分けができる旨をレムに伝える。彼女は驚いた様にキョウスケを見た。
「なんと…!それはありがたい。野営だとどうしても野菜が不足気味になりますから」
「なにその地味にすごい特技」
思ったよりも反応が良くてキョウスケははにかむ。しかしロイドは肩を竦めた。
「毒草のサラダとか出したりしてな」
彼を諌めようとしたレムをキョウスケは止め、ロイドに笑いかける。
————選択してください。
▶︎美味しいですよ
▷敵に対しては有効ですよ
▷キノコは扱いやすいですよ
どういう選択だよ。一体キョウスケはどんな育ち方をしてきたんだ?
“敵に対しては有効ですよ”が選択されました。
油断を煽るやり方としては普通のサラダの上に見た目が映える毒草を載せるだけで十分だとキョウスケは言う。その説明を聞いた三人の彼を見る目が変わる。
「…どうやら私は随分とキョウスケさんの事を見縊っていたようですね」
「普通に腕っ節が強いより怖いよ勇者くん」
「腹立ったからって毒草食わせようとするなよ?」
警戒気味のロイドの言葉にキョウスケは頰を掻く。
————選択してください。
▷やりませんよ。
▷しませんよ。
▶︎されるようなことしないでくださいよ。
おい選択肢。お前本当はキョウスケを魔王に仕立てようとしているだろ。
“しませんよ”が選択されました。
子供の頃に似たようなことをしてこっ酷く怒られた経験から、腹立たしいことがあっても毒草を使って何かするのはやめたと彼は説明する。三人はそれぞれ安堵の息を漏らした。
「さて。そうこうしている内に6時になりました。各々準備は良いですね?」
レムの言葉にキョウスケたちは頷く。
先陣を切ろうとしたレムをキョウスケは止め、彼女の代わりに先頭に立った。そうして三人の様子を確認し、歩き始める。
宿屋の周囲の林を抜ければ、街の出口が目の前に現れる。キョウスケは今一度装備を確認し、はやる気持ちを抑えるために深呼吸をした。そうしていざ広大な平原へと歩を進める。
遠くに小さな低木林が見えるが、それ以外は見晴らしの良い草原が続いている。これなら魔物が現れてもすぐに分かるだろう。
キョウスケはほっと胸を撫で下ろした。しかし。
「勇者くん!!上だよ!」
ニーナの言葉に反応して頭上を見ると、大型の鳥が群れを成して一行に襲いかかってきた。
それぞれが武器を構え、応戦する。素早く逃げては再び舞い降りてくる鳥に苦戦していたキョウスケだが、視界の端にレムが倒れる姿を捉える。彼女の付近に魔物の影は無い。例の病気が発症したのだろう。
このままでは危険だ。そう考えたキョウスケは。
▷ニーナに指示を飛ばす。
▷ロイドに指示を飛ばす。
▶︎自分が助けに向かう。
戦力的に考えたら男子二人は心許ないよな。なら、ニーナちゃんに守ってもらうしかないか。
“ニーナに指示を飛ばす”が選択されました。
レムを守るようニーナに伝えようとしたが既に彼女は眠る少女を抱えて魔物を次々に斬り伏せていた。
十にも満たない数の魔物はほぼ全てニーナによって片付けられた。彼女の凄まじい剣捌きにキョウスケは思わず拍手をしていた。
「時に勇者くん」
急に呼ばれ、キョウスケは居住まいを正す。そんな彼に向き直り、ニーナはにこりと笑う。
「魔物との戦闘は初めてだった?」
真意の見えない笑顔に少し怯えながらも、キョウスケはニーナに頷く。ニーナは彼の返答に何度か首を振った。
「うんうん。それにしては意外と良い線いってたよ。勇者くんはきっと鍛えたらもっと強くなると思う!今はまだまだだけど」
飴と鞭の折り混ざった評価にキョウスケは瞳を瞬いた。そうしてはにかんだ。
「して、ロイくん」
キョウスケに対する声音とは全く別の冷えた声でニーナはロイドを呼ぶ。当人はニーナの方を向かず、不機嫌そうに顔を逸らしている。
「あのヒョロい矢でレムを守れると本気で思ってるの?割と頻繁に病気の症状が出るにしても起きてる時はこの娘本当に強いの知ってるでしょ。あんな攻撃しか出来ないのに誰かを守るだなんて片腹痛いよ。守る対象のために命を落とすなんてバカのやることだよ。もっと練習して強くなって。じゃないと本当にどこかのタイミングで死ぬよ」
すげぇ。ニーナちゃんかなり辛辣だ。ロイドはどういう反応をするのだろう。
「善処する」
「本当だよ。レムに稽古つけてもらってたのになんてザマなのさ」
ニーナの言い方に疑問を抱いたキョウスケはどういう事なのか尋ねる。肩をすくめつつ彼女は説明した。
「まぁ、いろんな事情があって一時的に流れの弓使いを王立騎士団で面倒見ることになったんだけどさ。その時の指導役がレムだったわけ。それであの子が色々教えてあげたんだけど、まぁあんな感じなの。当時はバリバリ現役だったレムは割と熱心に指導してたんだけどね〜。鳴かないわ飛ばないわで大変だったって」
ニーナのそれを聞き、キョウスケはある事に思い至る。それは意図せず口を衝いて出た。
「お、勇者くんなかなか察しがいいね。そう、レムが病気になったのは実戦練習先で危機に陥ったロイくんを庇って魔族に後頭部をぶん殴られたからなんだ。………本当にあれは酷かった」
言いながらニーナはキョウスケにレムを預け、得物である片手剣を鞘に収めた。そうして周りの鳥には見向きもせずに一本道を歩み始める。その背中を追いかけながらキョウスケは尋ねたが、少女は首を振る。
「ハゲワシなんか食べたらお腹壊しちゃうよ。しかもこいつらは素材としての価値も無いに等しいからただ荷物が増えるだけだよー」
ハゲワシの類は死肉を漁るという。なら、食べられないのも納得だ。
キョウスケが自己完結していると、横から声が聞こえてくる。
「せめてピスィカでもいればな」
「え。ロイくんピィちゃん食べるの?あんなに可愛いのに!」
「あれの毛皮は素材として重宝するし、それに高く売れるだろ。見た目は可愛いけど作物を荒らしたり家畜を襲ったりする害獣だしな」
「可愛いは正義だぞ!?ねぇ!勇者くん!?」
ニーナの訴えにキョウスケは。
▶︎同意する
▷時と場合による
▷返事はせずにニーナの頭を軽く叩く
可愛い子が正義なんてのは夢だ。だったら俺の妹ももっと天使で良いはずだ。
“返事はせずにニーナの頭を軽く叩く”が選択されました。
微笑むと同時に彼女の頭をぽんぽんと優しく叩く。
「え、何?なんか凄くバカにされてる気がするんですけど」
彼より背の低いニーナはキョウスケの行動に頬を膨らます。苦笑したキョウスケの背中では黒髪の少女が身じろぎした。
「ん……?ここは…」
周囲を見回し、自分がキョウスケにおぶわれていると知ったレム。彼女は短く息を吐き、彼の背中から降りた。
「また私は、戦闘の最中に眠り込んだのですね…」
感情の読み取れない声音で言う。しかし彼女の手は硬く、硬く握りしめられていた。
「レムのせいじゃないでしょー。あんまり自分の事責めないのー!」
腰に手を当ててニーナはレムをやんわり叱る。しかし。
「戦闘中に眠り込むなどただ怠慢でしかない。こんなだから斥候などに落ちたのだ。
………本当に不甲斐ない」
尚も強く手を握り締めながら彼女は吐き捨てるように言った。キョウスケは慰めの言葉を掛けようとしたが、ニーナに素早く止められる。彼女はロイドにレムを見ているように言い、キョウスケに耳打ちした。
(グラナトゥムだと斥候って雑用なの。あの子、元々は第一部隊の隊長で、腕もそうだけど正義感も凄く強い子だから自分のことを情けなく思っちゃってるの。憐れまれても惨めになるだけだから何も言わないで)
………乙女心は複雑だ。心の内でそう思いながらキョウスケはニーナに頷いた。
「いい加減にしろ!!」
突然上がった大声にキョウスケ達はレム達を見る。彼女は傍らのロイドを強く睨みつけていた。
「でも、その病気は俺のせいなんだしさ…」
「自惚れるな。ただ単に私の実力が足りていなかっただけの話だ。貴様が責任を感じる必要はないともう累計で20回は言っている」
…累計で20回ってところがそこそこリアルだな。100回言ったとか言われると嘘吐けって思うけど。
それにしても…眠い。やっぱ体育やった後のコレはちょっと辛いわ。さっきから何度か落ちそうになってるし。
(見ててとは言ったけど慰めてなんて言ってないのになぁ)
小声で呟いたニーナは手を叩きながら二人に近づく。
「はーいはい痴話喧嘩なら後でやってちょーだい。ほらさっさとあだだだだ!!??」
「ニーナ。も う い ち ど。言ってみろ」
「痴話喧嘩なら後でやってって言ったい痛い痛い頭!頭が割れます隊長!!」
こうなることが分かっていて彼女は言い直したのだろうか。首を傾げながらキョウスケは二人の仲裁に入る。
「ん?何ですか、キョウスケさん?」
尚もニーナの頭を掴んでいるレムに対し、キョウスケは。
▷痛そうですしやめてあげては?
▷流石にやり過ぎでは…?
▶︎ニーナの頭って割れるんですか?
…………………ぅおっ!?え?今何?今何選んだんだ俺!?
“流石にやり過ぎでは…?”が選択されました。
……どうやら変なやつは選んでいないみたいだ。良かったぁ〜。なんか誰かに舌打ちされたような気もしたけど。まぁ気のせいだろう。
ニーナに対して度が過ぎるのではないかとキョウスケはレムに問う。しかし、彼女は笑顔で答えた。
「ご心配無く。この程度で私達の関係にヒビが入ることはありませんから」
「なんでそんなこと言えるのさ…」
「ニーナ、私の眠っている間に頬を触ったり髪を弄ったりしているのだろう。これはそのお返しだ」
「お返しに容赦が無さすぎるぅ……」
…………だめだ眠い。一旦ストップして寝よう。
本を閉じ、それを枕にうつ伏せになる。5分ないし10分くらい寝るだけ。
自分に言い聞かせながら瞼を閉じる。瞬く間に意識は暗くて深い場所に落ちていった。
(一時間半後)
「………ざきくん………きざきくん………。城崎くんってば………」
名前を呼ばれて飛び起きる。
………レムさん、或いはニーナちゃんと思しき甲冑姿の少女が血塗れになって倒れていたけど……今のは、もしかして夢?
「あ、起きた。おはよう」
声のした方に顔を向ける。そこには一人の女子の顔があった。
「戸倉さん…?」
俺の顔を覗き込んでいたのは戸倉蓉さんだった。風紀委員の女子だ(がどちらかというと乱す側にいるような人)。
「もう最終下校時刻を過ぎてるよ。ほら、帰ろう」
優しく諭すように言いながら彼女は俺の手を取ろうとする。それをやんわりと断り、立ち上がって時計を見る。短針は今にも7を差そうとしていた。
……10分寝るだけのつもりが一時間半ちょっと寝ていたのか…。しかも嫌な夢見たし…。
「体育の後の読書ってなんだか気持ちが良いよね。こっくりこっくり船を漕ぐ感じ」
「あまり内容入ってこなくならないかな?」
「そうしたらその部分は後で読み返すの。話が繋がった時の嬉しさが倍になって私は好きなんだ」
独特だなぁ。授業中とか寝たらダメな時のうたた寝は最高に気持ちがいいのは分かるけど…。
「ところで城崎くん、最近よく残ってるよね。読書してるの?」
下駄箱で靴を履きながら戸倉さんは俺の顔を覗き込む。
………正直、この子は可愛い。自覚が無いタイプの可愛い子だ。天然と言えば早いか。
だから自覚無く誰にでもこういう事をする。
一部の男子にはそれが風紀を乱していると言われているほどだ。俺も含め。
「えっと、読むっていうより書かされてる方かな…?」
「書かされているの?誰に?」
説明が難しいな。本に書かされているなんて言ってしまえば俺は完全に変人ではないか。
「そ、そんな事より戸倉さんはなんでこんなに遅くまで学校にいるのさ」
かなり強引に話を変えてしまった。しかし彼女はそれ以上言及することはなかった。
「主に風紀委員のお仕事と、今日はちょっと部活に顔を出したから遅くなっちゃった」
「ふぅん。あ、俺こっちだから。じゃあまた明日」
「うん。気をつけて帰ってね。また明日」
………ある意味この時間の帰宅で助かったのかもしれない。もう少し早い時間だと戸倉さんスキーの野郎共にこってんぱんにされていたやもしれない。
因みに俺は彼女が少し苦手だ。目を合わせると何故か心の底まで見透かされそうな気がするから。
しかし彼女の部活って何だろう。あの感じだと文芸部とかだろうか。でも彼女結構運動神経良いんだよな。バスケ部とかだと意外かも。
そんなことを考えながら自宅へ向かっていたのだが。すぐ側で鈍いブレーキ音が響く。
慌てて歩道の端に逃げて振り返る。さっきまで歩いていた場所では小型のバンが縁石に乗り上げていた。
…………あっぶね!!下手したら10秒前に死んでいたかもしれないじゃん!こっっっわ!!!
しかも急に雨が降ってきた。天気予報は一日中晴れだと言っていた気がしたのだけど。
なんかちょっと怖いからさっさと帰ろう。何より今傘持っていないしな。
交通事故に遭わないように気を付けながら改めて急ぎ目で帰路を辿った。
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