第10話:今の俺は詐欺師だぞ?
「千秋くん、いい報告と悪い報告どっちから先に聞きたいっすか?」
「……お前学校で何かした?」
「ちょっ、違うっすよ。探偵絡みっす」
「じゃあ、いい報告から」
「千秋くんのお母さんらしき人物の情報がネットの深淵に埋まってたっす」
ほう、それはいい進展だな。いつの情報かわからないが何か役に立つかもしれない。あとで聞いておこう。
「それで、悪い報告は?」
「犯罪者疑いの人が女性だったので千秋くんとマッチングするように誘導しといたっす。出会い系サイトのノウハウを色々アドバイスしたら見事千秋くんが引っかかったっす」
「は?」
「
「サイトに登録してる名前は?」
「
「偽名なのは確定なの?」
「確定っすね。その人の使ってる通販サイトの名義が須藤芽依だったっす」
何が悪い報告だよ。お前が悪い方向に持っていったんだろ。
それにしてもマッチングした相手がもしかしたら犯罪者かもしれないのか。
侑芽さん。そういえば今週会う人にそんな人いたな。スマホのカレンダーアプリを開くと確かに明後日の火曜日に会う約束をしていた。
「ちなみに須藤芽依さんは何した人なの?」
「おそらく4人の児童を誘拐したっす。もしかしたらそれ以上かも」
「大丈夫? 俺、誘拐されない?」
「GPSはつけとくっすよ。スマホも電源切らないでくださいね」
「それ何のフォローにもなってないよね」
まぁ、本当かどうかは本人に会って探りを入れてみるまでわからない。
「飛鳥は近くにいてくれるんだよな?」
「え? 私、普通に学校っすけど」
「マジで言ってる?」
「火曜日は提出物があるっす。三者面談の参加予定用紙出さなきゃ」
いや、学校を休めとはいえないから仕方ないし、もともと1人で会う予定だったから特に文句を言うようなことじゃないんだけどさ。
三者面談懐かしいな。俺は家庭の事情で二者面談になったけど。
「お前、参加どうするんだ?」
「正直、参加したくないっす。したくないっすけど、今年だけで面談が3回もあるらしいんでちょっと困ったっす」
「いつだ?」
「え?」
「その参加予定日はいつで提出するんだ? 俺が親の代わりにいってやるよ」
「……残りの枠が来週の水曜か3週間後の月曜っす」
他の枠全部埋まってるのか。きっと他の生徒に気遣って最後に参加予定用紙を出そうとしたんだろうけど、出し渋り過ぎだろ。あと2枠って。
「よし、その2日空けとくから両方に丸つけて出しとけ」
「いいんすか?」
「ここにいる間は俺に甘えとけ。お前よりは余裕あるからな」
「──っす」
それよりも俺からしたら明後日の探偵仕事の方が気がかりだ。
捜査まがいな事したことないけど当日うまくやれるだろうか。
「捜査のコツとかある?」
「嘘をつかない、誠実にっすね。ボイスレコーダーに残していても嘘ついたら信憑性が低くなるっす」
「それだけ?」
「あとは……千秋くんはアリストテレスの弁論術って知ってるっすか?」
「エトス、パトス、ロゴスだろ。詳しいことは知らないけど」
「それぞれの意味は信頼、熱意、論理っす。この順番さえ守ってれば大抵負けることないっすよ」
まずは信頼からか。そのためにも誠実に、嘘はつかない。当たり前のように聞こえるが、人間は誤魔化し楽をすることを覚えた生き物だ。その時の流れに流されて嘘に逃げないようにしよう。
「じゃ、そういうことで、一応通話はつけとくんで何かあればSOSを出してくださいっす」
「飛鳥は学校なんじゃないの?」
何で通話できるんだよ。
◇
火曜日、勝負の日になった。俺は今、時計塔の前にいる。
今日の服装は藍染のシャツの中に白T。そして黒のジャケットに色の薄いジーンズと、春らしく青系統でまとめてみた。
待ち合わせまで後20分。時間に余裕を持ってきたのだが、今俺の目の前に端正な顔立ちの女性が立っている。
「君が千秋くんね? 私、侑芽っていいます。今日はよろしくね」
「はい。よろしくお願いします」
俺の肥えた目が警報を鳴らしている。この人は対人のプロだ。今も俺のことを年上が醸せる安心感で飲み込もうとしている。
「今日は私がいっぱいサービスしてあげるから。期待しててね」
「はい、お言葉に甘えさせていただきます」
『いやらしいのはなしっすよ』
わかっとるわ。前にも言ったが体を売る気はない。
「じゃ、いこっか」
「はい。お願いします」
今日の目的地は大きな博物館。その博物館は公園と併設されているため、お昼はそこで食べることになっている。
「横に美術館もあるから時間あったら行こうね」
「侑芽さんはこういうところいつも来るんですか?」
「そうね。
「人ですか?」
「そう。自分の中の穴を埋めるように必死に知識を吸収する人って可愛く思えない? ここに来れば誰もが叡智に圧倒され、大人も子供みたいになるのよ」
これはどういうふうに捉えればいいのだろうか。楽しみ方は人それぞれでいいと思うが、児童誘拐疑惑のある人がいうと裏があるのではないかと勘繰ってしまう。
「俺、こういうとことあまり行かないのでよくわからないのですが、そういう楽しみ方もあるんですね」
反応しづらい質問をいなして俺は侑芽さんと手を繋ぎ特別展に入場した。
「人が多いわね。こうした方がいいかしら」
「そうですね。そっちの方がデートっぽいです」
スルリと腕を絡めるように組んでくる侑芽さん。いきなり体を密着されて心臓が飛び跳ねるが、「こいつは犯罪者」と念じることで心の安寧を取り戻す。
それにしても、この人、他者との距離がやけに近すぎる。俺のペースに持っていけるのか不安になってきた。
『いち! に! さん! し! ごー! ろく! しち! はち!』
嘘だろ、あいつ体育やってるの?
飛鳥の掛け声に左耳が悲鳴をあげている。
でも助かった。後ろ向きな思考が一気に吹っ飛んだ。そうだ。俺は侑芽さんから色々聞き出さなきゃいけないんだ。
左耳から聞こえる声のおかげでこわばっていた体が自然体に戻る。相手が
「なんか、千秋くんリラックスしてきたね。そっちの方が可愛いよ」
「侑芽さんに言われると照れるなぁ。でもやっぱり、すごいドキドキしてるんです。綺麗な顔がこんな近くにあって、体密着されて、嬉しいけど心臓に悪いですよ」
「そう? イケメンだからいつも女の子を侍らせているかと思ったんだけど」
「いやいや、俺、家庭に問題抱えてたんで恋愛なんてしてる余裕なかったんですよ。まだチェリーボーイですし」
『うぇ! 千秋くん、童貞なんすか!』
左耳煩いな。飛鳥のおかげで理性保ててるから文句は言えないけど。
「ふふふ、そんなことまで話してくれるの? お姉さん嬉しい」
「俺、侑芽さん相手なら何でも話してしまいそうです」
「いっぱい聞かせてね」
いざ入場した博物館では侑芽さん無双が始まった。
この展示場に何回も足を運んだのではないかというほど展示物を知り尽くしている。
「80億人もいる人間でも遺伝的多様性ってこんなに幅が狭いんですね」
「そうね人間をどんなに細かく分類しても1万種類にしか分類できないともされているわ。それに、人間の遺伝子から1.2%違うだけでチンパンジーになってしまうし、40%違うとハエになってしまうもの」
「へぇ、人間みんな顔も違うのに1万にしか分類できないってなんだか不思議だなぁ」
「ふふふ、そうね」
『それでも人はその遺伝的多様性で紫外線下や高山地帯などの低濃度の酸素下でも生活できるようになったっす。逆に西表島の固有種であるイリオモテヤマネコは遺伝的多様性がとても低いから病気とかに弱いって言われてるっすね。土地を移動できるのは強い証拠かもしれないっすよ』
展示をまわるたびに左耳から補足説明が入ってくる。こいつ今体育やってるんだよな?
意外と賑やかな博物館内では流石に情報は聞き出せない。昼食の時に探りを入れよう。今はエトス。胸の内を開いて信頼を獲得することに専念しようかな──なんて考えていましたが、侑芽さんの次の言葉でその考えは吹っ飛んだ。
「──ねね、千秋くんはママ活、というか資金集めするときいつもそんな可愛い感じでやってるの?」
突然、俺の耳元でボソッと吐かれた言葉に俺の思考が一瞬停止する。
「……ママ活?」
「お金に困ってやってるんじゃないの? こういう出会い系。体の関係を持たずに女の子を漁ってるのってそういうことじゃないの?」
「お金に困ってやってるのは事実です。でも、ママ活という認識はなかったというか。女の子を喜ばせた上で対価をもらう。その対価に下限や上限はないです。だからママ活よりもホストに近いのかもしれません」
ママ活なんて相場があってその上で値段が個人で決めれるものなんてやるわけない。こちらにガチ恋してもらって落とせる金すべて落としてもらわなきゃ稼げないだろ。
「ふーん。女の子、喜ばせるの上手なんだ」
「侑芽さんは手強そうですけどね」
「そう? 私、すでに千秋くんのこと気に入ってるのよ。かっこよくて可愛いし。何より馬鹿な女から金巻き上げるところとかすごく好きよ」
「え?」
「千秋くんが今まで相手にした女の子の中には人妻や子持ちもいたでしょ。そんな君に狂った女がその家庭にもたらしていた害ってわかる?」
女の子や家庭……どうだろう。わからないな。常に狂わす側だから。俺も母も。稼ぎがなくなって必要に駆られてそうして生きてきた。
母は今もロマンス詐欺をやっているのだろうか。
「考えたくもないわよね。家族よりも他人を優先した女のことなんて。家庭に害をもたらす奴なんて家族を捨てて1人で落ちるところまで落ちればいいのよ。だから千秋くんがやってることは悪人を炙り出した上での世直し。令和の鼠小僧次郎吉のようなもの」
『千秋くんは庶民に還元してないので劣化版鼠小僧次郎吉っすね』
「侑芽さんはなんでそんなにそういった女性を敵視するんですか?」
さっきから「馬鹿な女」と言葉が強いのには何か背景があるのだろうか。
「私はね。子供の頃から正義感が強いの」
「そうなんですね」
「面倒見が良くてね。クラスのみんなからはお母さんって言われてたわ」
「想像つきますね。そう言われている侑芽さん」
俺にもたれかかるように体重を預け、耳元に口を寄せた侑芽さんの自語りが始まった。
「そこでね、芽生えてしまったの、強い庇護欲が。恋愛に疎い男の子や、金銭的に困っている男の子といっぱい付き合ったわ。みんな私と付き合っていい思い出ができたと喜んでいたの」
「ちなみに、掛け持ちはしたんですか?」
「最大で18股。みんな素直で可愛くて、私を求めるんだもの」
『この人本当に同じ人間っすか?』
「その強い正義感と庇護欲は今の侑芽さんに何をもたらしたのですか?」
「そうねぇ、諸悪の根源の断ち方かしら」
そう言って俺の腕を引いて歩き出す侑芽さん。
やってきたのは種の起原について解説されたコーナー。
「生物の起こりは睡眠からって知ってるかしら」
「そうですね、行動の異なる動物だってみんな共通で睡眠しますし、脳のないヒドラやクラゲにも睡眠という概念があるのは知ってます」
「そう、みんな睡眠状態がデフォルトなの。つまりは他者に干渉せず干渉されずの関係が本来あるべき姿。これは人間も同じ」
「侑芽さんは人と人が干渉しない世界を望んでるんですか?」
「うーん。普通に幸せに暮らせてればいいよ。でもね私が出会ってきた男の子は私という拠り所を見つけて家から離れることで幸せになったと言っていたわ。だからね、うまく家庭が形成できないのであれば親子だろうと無理矢理にでも干渉することをやめてお互いにお互いを捨てないと。だから千秋くんには感謝してるの。馬鹿な女を家庭から引き剥がしてくれて」
『私は、全てがそうだとは思わないっす』
侑芽さんの説明に聞き入っていた俺の左耳から少し痛そうな声が聞こえてくる。
でも、侑芽さんの言っていることもわかる。わかるんだ。理論では。
『私、学校では天才扱いで持ち上げられるけど、家ではひとりぼっち。そのギャップに風邪引きそうになりながら生きてきたっす。これが侑芽さんのいう理想の形というなら、間違ってるっす。これで満たされている状態は拠り所に対しての依存状態だと思うんす。付き合ってきた男の子は侑芽さんに依存したから幸せだった。確かにこれも自律の仕方だとは思うっす。でも、私はどこの場所に行っても浮いてる感覚が肌から離れず、満たされなかった。自律する前に自立したから。だからお互いに捨てることが解決策と一概に語るのは間違ってるっす。って思うのは私だけっすかね……』
俺は家庭がめちゃくちゃになって捨てられたが故に愛に恋した。理想を求めた。あの日に戻りたかった。めちゃくちゃになったからもういいやと諦めることはできなかった。
確かに侑芽さんの考えは一部の人間に有効なんだろう。だがそれは侑芽さんだからできたことで、これを正解とするのは俺の欲望の否定になってしまう。
『何より、あんなでもやっぱり親は捨てたくないっす……』
そうだよなぁ。そう思うよな。
「侑芽さん」
「なぁに?」
「あなたは、もし不当な扱いを受けた子供を見つけたらどうします?」
「不当な扱い? 子供?」
「まだ、自分の意見を主張できないような年の児童がネグレクトされていたらどうします?」
「……私は。その子を攫って保護するわ」
『!!』
「俺もそうします」
「そう! 気が合うわね私たち」
俺も、そうする。なんてったって悪い奴だからな。
「俺、軽く詐欺師ですから。対人コミュニケーションには自信があるんです。だから、親と面と向かって対峙して、どうにかこうにか子供をゲットします」
「そんなことしなくても子供が独り立ちするまで親から隠しておけばいいのよ?」
「でも、親に話つけないとまっすぐ家に帰れなくなるじゃないですか。子供と親に繋がった糸を切ってはいけないんです。どちらからでも手繰り寄せられるようにしないといけないんです」
『……』
「あのさ、私、精神論の話はしてないのだけど」
怖い。耳に吹きかかる冷たい言葉に体が震える。でもここで俺の立場ははっきりさせないと、侑芽さんと胸の内を話せない気がするから。全部言わないと。
「何もあなたの行いを全否定しているわけではないです。これは俺のポリシーってだけなんで。緊急の際には侑芽さんのいうように一方的な保護の形もあるんでしょう。それを子供が望んでいる可能性だってある。でも、あなたが行ったような法に触れるようなやり方じゃなくて、もっといいやり方があったというだけの話です。俺は侑芽さんも幸せにしたいんですよ」
「私も?」
「そうです。あなたみたいな思いやりのある人は幸せにならなきゃダメです」
「──千秋くん。もしかして、私のこと知ってるのね」
「俺が知っているのは正義感の強い侑芽さんだけですよ。あなたが俺に打ち明けるかを決めるんです」
『おぉー、どうなるかわかんないっすけど、なんかすごいっすね』
俺の側から逃げないように絡めた腕を強く引き寄せる。
「今から本当のことだけを言いましょう」
「?」
「俺は絶対に嘘をつかないし、あなたも嘘をつかない。質問は交互に1回ずつ。ちゃんと答え切ること。まず質問を侑芽さんからどうぞ」
人通りのない薄暗い博物館の一角で俺と侑芽さんは目を合わせる。そこに甘い空気はなく、お互いが胸の奥にしまった髄を晒すような緊張感があった。
「千秋くんの本名は?」
「黛千秋。あなたは?」
「須藤芽依。じゃあ千秋くんの誰にも言えない秘密は?」
「ママ活ライクなことをしてるのはもう知ってるとして、母が父を殺して俺を捨てて逃走。賞金首になってることかな。じゃあ芽依さんの誰にも言えない秘密は?」
「4人の子供を誘拐した。でも、どれもネグレクトの家庭で、子供も苦しんでいた。親は私の賞金目当てで実際は子供を積極的に探してすらいない。街中の貼り紙も2人分しか見なかったわ。あなたは私を通報する? 子供たちをまた劣悪な環境に戻す?」
「いいえ、通報しません。子供たちには幸せでいてもらいます」
『あ、通報しといたっす』
仕事が早いな。ボイスレコーダーもあるし証拠も完璧だろう。あとは警察の到着まで時間を潰すだけ──でもその前に、気になることがあったんだ。
「芽依さんはなんで今日俺に会ったのですか?」
「あなたが送った1通のメール。SOSのメールが。助けてくれって。居場所をくれって。これが私の胸を打ったわ」
『それ、私が適当に送ったやつっすね』
「実際に会ってわかったわ、この人は助けなきゃって、この日だけでも幸せにしなきゃって。辛いことがいっぱいあったんでしょう……でも、その感じじゃ、送ったのはあなたじゃないみたいね。いいわね。頼れる仲間がいて」
見透かされてるなぁ。こっちが1人じゃないことを。
「もうすぐ、警察が来るのでしょ? ほんと、かわいい顔してやることが狡いわね。何が嘘をつかないよ」
「ついてないですよ。子供たちには幸せでいてもらいます」
「そう──ならいいわ」
「何か思い残すことは?」
「ないわよ。あるとしたら収容されている間は人助けができないことかしら」
「それは俺がやっときます。他は?」
「……あの子たちを」
そういうと芽依さんは鞄から写真を取り出す。芽依さんと子供たち4人で写った集合写真だ。
「この子が健太。最年長でリーダーシップのある子よ。教師とかに向いてるんじゃないかしら。この子が智美。おままごとが大好きで夕食後にみんなでやってるわ。この子が悟。特撮が好きで最強になりたいんだって、笑っちゃうわよね。そしてこの子が俊介。ちょっと抜けてるけど誰よりも優しくて可愛い子よ。千秋くん。覚えててね」
あぁ、わかったぞこの人の正体が──博愛主義者だ。特定の誰かを愛することができずに皆に愛情を向けることができる人。だから彼女は独り身なのにも関わらず家族のようなものを形成している。
誰もを愛し、誰かを愛することを忘れた、呪縛に苦しめられている人だ。
「わかりました。覚えときます。そして、あなたの刑が軽くなるように俺も働きかけます」
最後にもう1つ。
「芽依さん。あなたから人を愛する時間を奪う俺を愛してくれますか?」
「獄中でずっとあなたのことを想ってるわ。私を幸せにしてくれるんでしょ? また、会いましょう」
「えぇ、また」
芽依さんは大人しく警察に連れて行かれた。最後にこちらに微笑みかけて綺麗なまま消えていく。
『厄介な約束したっすね。また会うとか幸せにするとか言っちゃってー』
「え? 約束なんて守るわけないだろ」
『……え』
「俺、詐欺師だぞ。会った女はポイだよ」
『そういや、千秋くんってダークサイドだったっすね』
俺が言えたことじゃないけど、犯罪者はごめんだ。念を押すが、俺、性根の腐った悪いやつだから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます