【心情行脚のトラバガール】

ウチムラ コダマ

【Return in promised】< Tweet

【幕間】

そして,闇夜は去ったと期待して

過去のこととすることにしたある日


勝手の思いに世の貌とふけたら

浮浪始者となる道の末(すえ)。


いっちょ,この場あくまで,隈なく,

いとおかしくまないたの 上の

まくまで御座います。



裸足で駆け出した 新たな道

利き手の逆で上履きを持って

プラプラと辿って帰ってく


とうに悪くなった視界の先の示唆

十二分に,重なって見えた。


ここからは,



「私」を離(話)すことになる。


【褪せ日【線非ずとも照らす机上の空論】


「ユウジョウ とは二つの肉体に宿る一つの魂である」ならば

私の有無の情象牙の塔を

表現(あらわ)すならば

「2つの為体は1人のフコウ」だと

のたまうらしい


健全な心身ならば

元手に払わぬ親愛はないわ

無邪気で治められない I'm morality poster

もう嘲笑が剥がれなくて 表層の笑顔

になっても癒えない 失笑心傷に拍車のかかるトラバガール

歯車が噛み合わなくなっていった私の行動力(モーターパワー)

根の底を掻き出したら

「“不老不死”だったらなぁ」の現状自虐

ねえ,いつになったら言笑自若

なにごとも無い U字の際(きわ)

戻れないって意識,認識(し)ろ

過疎も過度も この世(夜・よ)じゃ 黒

なら 笑って可能(よい)のだろう?

そうすりゃ,ほら,明るかろう?

とうに不燃焼の造紙を綴る食指が

誰もが通らぬ道の先(さきん・ま)ず

未(いま)だ見えぬままの証明

机上の灯台もと暗し



【障壁】


《ブチ破る💥💥💥💥💥💥💥💥💥 笑癖》

『爆弾発言だ』


その見た目にそぐわぬ

自己愛 (じこあい:エゴラブ)

聴き障り(ききさわり)の声は

大衆向けイコライズ

半ナマの自戒でメシにありつけた?

うだつが上がらぬ「無理、無理」

熱の冷めやぬ目線の先に

まともに呼応に合わない鼻とフル得る口角

とやかく「なんで簡単にいかない頭の癖して手前は難しくするんだ」って

言われました問題

「無問題」しか解答権ない

スロットル回してもロストする推奨

ペースが遅(スロー)の故の代償

「そう言われても、理解(わから)ない」

どれもが醜くて見難(みにく)いんだ

ボヤけた視界は寝ぼけの合図か

いつからか朧気 忘我の末

腹は何時(いつ)だって平らげいた据え

空のお膳立て あまつさえ

貧しい?ひもじい?否,足りない。

嗚呼,虫が鳴る このまま ついえる空く(アク)

やる必要のない自食作用の舌で味わう

この世にうまみが生まれるその分

灰色に曇った「しる」で広がっている。


いや卑しい 嫌らしい って言った楽は

無いものが有って欲しかった

だから全て 軽い空白が焦らした吹き出しでこのカオ全てを【行方不明瞭】で貼った

不可視な難儀だ


滑稽芝居は 既に螻蛄

ケラケラでケ・セラ・セラ

成さねばならぬ何事も網羅


だって「みんな」が笑うなら


『皆』にわらわれるから


【七転八倒【起き上がっても零す涙に滑る足】

私の喜んでもらいたい の気持ち

あの子に渡したくて

弾む心が頬を押し上げるようにつついていたのに


クラスメイトは虎視眈々と狙ってた


薄い色から濃い色にかけて重ねた

時間をかけたグラデーションが

我が身可愛さのような黒色鉛筆で

雑に 欠けた

その場ばかりの

楽しさに

私のずっと楽しんで欲しいの気持ちは

バカにされて落とされた。


おこったよ

私 すごいおこったよ

痺れを切らしたんだよ




やっと謝りが返ってきたよ

手をこすって

やがて群がる野次馬と

懇情見せてくだしゃすと

おはやし立てる声に掻き消され

いつの間にか 謝罪パーティー(笑)


(笑)(笑)(笑)(笑)

(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)




【八目【傍目のお咎め無し】


なんでそんなに可笑しいの?

なんでそんなにわらうの?

なんで…


でも,「みんな」と私が笑いあうように


『皆(クラスメイト)』もそれと同じなのかな

健全に 勤めて 悲しい顔はしてないね

だって「いじめ」じゃないもんね

『皆』笑えているもんね


ただ笑ってるだけなのかな


私は

笑えないのに


関係ないんだなぁ


【仇【3,150の人間(ヒト)のロードムービー】

シミはどんな理由であれ作っちゃいけない

美しくなくなるんだ

せっかく綺麗に描けたのに

時間を重ねたのに

色が塗れたのに

自分の線に自信が無いけど

私の手で描くものでも良いって言ってくれる子がいたから

だから早く 早く

あの子が帰っちゃう

またいつかになっちゃう


沈黙ゆえに応答(こたえ)の味がないからか

「ちょっと…もう1回謝って来いよお前(笑)」の忍びないとも思ってないような小声が

鮮やかに聞こえてしまった

でも気にしてられなかった

フリをするしかなかったけど


【渋【飲まざるを得ない

リアル・ファントムペイン】

駆けつけた時 キミがまだ居てよかった

それに 「みんな」もいた

キミに渡して そして,

そして,

そして,


えっと…





頭と喉が真っ白になる…


「大丈夫?」

大丈夫

心配しないでの笑顔






じゃないよ

出来なかったよ

だから泣くよ

あの時

受け止めさせちゃって

ごめんね









そのあと よく辿った路,家の中にて

事の顛末を洗いざらい話しても



大丈夫じゃないもないがしろ。



本当のこと話してもロクにならなかったって

後の祭りのお囃子を 私は奏でられません。



閉じこもった部屋の中

「みんな」の輪の中 私だけ違う

「みんな」手に持つのはペンで

私はスティック

そのまま 力の思うまま

棒に振って 折れちまえばと

思い切り手をあげる


でもソコにかかった兼ね,合いを

無碍に出来なく なくなく泣く。

泣く,泣く,泣く

今でも 泣くよ



そして時間が無くなる。



思ってしまうよ

これがフィクションだったら

擦って消せるなら

こんなもんじゃなきゃ

あの子のためにって思う気持ちは

変わらないんだから

だから

「みんな」と同じくらい

もっと上手く

早く

ペンが駆け巡る

そんな右手があったなら

良かったのにって何度も思うよ。


【E-Leven【無礼面だなと揶揄された】

そんなこんなんで

とうに過ぎていった季(とき)の節(ふし)

折った布団を戻して急いで伏せねばと

もぐったはずが

気づきゃ

貰いすぎた青春に 1080pのサブスクライブが奏でられた

もう二度と叫ばないように狭い箱に

閉まって帯で縛っていた,そんな心を

少しずつ解いてくれて

箱を拡げてくれて

明からさまになっていいって思えて

肩の荷が下ろせた気持ちになれたと

同時に もう1つの世界とは,違う世界に

聴き入って その度にこの手で描いてみたいと想えた。


【自由に【拾って参りました】

でも,振り返ったら

あの時の日常、通常…いつもどおりが

思い出せないのです。

まるで,色んな色の線と度々の損を

重ねすぎた上に

急いで消しゴムで消したようで

そして,所々 惨たらしさで滲んでいる。

どうやら私という人の居る間には

正常と異常も「いつも」に成ってしまったようです。

これじゃ 擦ったもんだな権化ゆえ

書き残しを写すだけしかできなくて

あーあ,なんでこうも…

うまく生けなかったかなぁ。

今でも「感傷が干渉しすぎてしまったんだね」

の言葉を求める自分が居る

あーぁ…

人間生が勿体ない。



『…と,復習の回答 丸写ししてみたら この在り様。

しかし この人間生を持っての外

たのしんでいたものです』


んで,ニッチで三振,散文的ではありますがこういったモノたちを描こうと

思ってまあ …8作…いや,9作…?

まあね,色々描いたのですよ。

あれから歳頃(さいごろ) 振り返ってみたら…

どうだろう。


まあ,無念ではなかったかな。


それに気づいたらねぇ、とたんに

懐かしくなって 戻ってきちゃうのですよ!

原点の為る方へ帰りたくなる…

そんなもんですよ。


…ありがとう。

大丈夫 もう 自分のそばには

しばいてくるものも しばってくるものも

なんにもないよ

それ以上に いっぱいあったよ


それじゃあ また


いつも いつか を感じれた ここが

私の自由の心のところだよ

なにものにも かえれないや



いってらっしゃい




【重要【幕引きの書き損じ,

暮れるならばお忘れなく】



はい!それでは,縁もたけなわ…

おーやちょっとお待ちになって!!

今にしめしめと,お手元に

ソレを用意するのはお控えなすって?

大団円,最期は囲んでもらって

おわりたいのです。


…ゑ?

言い伝えておきたいことはあるか?

うん…そうですねぇ

ではまあ,一丁。

コホン【空咳】



【客も空席】





うだつが上がらないとて

下らない御話ししてたら

いつか日が暮れて

幕が降りるとは思っておりました。

でも予め想っていたことではござりません。

これはほんのちょっと

洞(ホラ)に落とされたくせして

有になだれた時に,惑わず思わず

この可笑しい面目も心も

もとよりこの演目も蜂の巣ま見れにされ

顔の白旗上げた私の

いつもの語寄(かたよ)りで御座います


ですので皆様

どうかこの,悲観視点クソ野郎を

語るに落ち着かせてくださいな。


それじゃあ…

いや,

【よしなに,また

ほこりの張った夢になるといけないねぇ】




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