詩

思いがけないことが起こった

夢の中では主人公で

引く手あまたの恋の駆け引き

勇者か聖女か、はたまた異能者か

恋の魔法って安易すぎる？

派手な戦闘とか、あまり好きじゃない

口下手すぎて交渉もできないし

悪ぶって高飛車してみても

もとがお人好しすぎてきまらない

歌を歌えばうっとりされるかもとやってみたけど

びっくりするほど音痴なのでした

美形耐性がなさすぎて

出会う人出会う人みんな避けてしまうよ

どこかで地味に暮らした方が

自分らしいと気がついたときに

あぁ現実が一番素晴らしいんだと理解したのよ

夢は夢でいいや

希望もいらないや

今が面白いとわかってしまったの

愛は愛でも

人だけじゃないよ

なんにでも恋する気持ちなの

誰にも理解されない生き方が

本当はかっこいいとか思ってるくち

言えないけど

それでも寂しがりやは一生直らないよ

求めてるものはなんだろう？

温もり？

恋愛？

お金に、良い仕事？

それより推せるなにかだろか

わからなさすぎるけど

それなりのこの日々が

たぶん豊かななにかになるんだろうな

でてくる言葉は文句だけじゃなく

ちゃんと喜びもだしてるんだぞ、て

言いたいんだ言いたいんだ

自分の心の中の世界に向けて静かにね

叫んでみたいんだ

今日もだらしない格好でこたつで寝落ちしちゃうんだ