第20話 1日目の野営地で!

その後に馬車は進んで夜になる前に野営地に着く。


王都に向かう人や、逆に領都に向かう人もいて、野営地は結構賑やかだ。


俺は馬車から降りて背伸びをする。

「うーん、結構疲れるね」

そして行者さんは、まず馬達に餌と水を与えてから、俺達の夕飯を作る事に。


「フフフ、楽しみですカレースープですから」

従業員の女性は、メニューを知っているので楽しそうだ。


「貴方悪いけど、トイレを作ってくれます、夜も使うと思うので穴は深めでお願いできますか?」

護衛の魔法使いさんが訪ねてくる、マァ俺も使うかもしれないので、直ぐに設置する事にする。


すると護衛の1人の人が手伝ってくれて、魔法で穴を掘ってくれる。

「これくらいで良いのか?」

魔法でかなり深く掘ってくれた様だけど、戻す土が無いので後処理が困る事になる。


すると魔法使いさんが、協力してくれた男の冒険者に言ってくれる。

「そうか、その事には気づかなかった、埋めるのも俺がやるから明日も協力するよ」

後処理も手伝ってくれる事になり、俺たちは食事所に行く。


魔法使いさんと従業員さんは、野営地に居る他のグループの女性達に声をかけて、簡易トイレの使用方法を教えている。


どうやら男達は離れた所で用を足せと、無言で言われた様だね。


「マァ、大きい方は使わせて貰って、野生の動物に気をつければ良いんだから」

そして少し大きな木を指差す冒険者さん?


「なんですか?」

「男はあの木の裏でしろよ、ここの野営地のルールだ!そこかしこに出されて、踏むのは嫌だろう、魔法か光石を使ってあそこに行ってしてくれ!」

暗黙のルールがあるのね、それと光の生活魔法でいいのかな、光石は持っていないからね。


光石とは、淡く光石の事で光苔程度の灯りで、使い方は足元に紐で吊るして歩くものだ、俺は生活魔法のライトでどうにかなるだろう。


そして冒険者達が夜は見回りをしてくれるので、俺達乗客は寝て良い事になった。


俺は大きめの木に登って、いつも通りにツリーハウスならぬツリー馬車を設置する、今回からは毛布も買ったし、下に敷けば結構寝心地がいいはず。


中に入って暫くすると、下から声をかけられる。

「そこに居るんですよねマーサーさん、私も一緒に寝たいんですけど、乗って来た馬車はみんな使うので狭いんですよ!」


声をかけて来たのは従業員の女性だった。

「私はテントもありませんし、お願いします、一緒に眠らせてください」

そう言われても、スペースは有るけど彼女は女性だしね。


「マーサーさんは、女性の私を草むらで寝かせて風邪を引けと言うのですか?あんなに領都では親切にしたのに!」

親切って、単なるつまみ食い女だっただけじゃ無いの?


「今から上りますから、拒否は無しですよ!」

結局は無理やり俺の馬車に乗って来て、毛布も奪って寝てしまった。


予備があるから良いけど、後2日も夜の度に俺の所に彼女はくるのだろうか?




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