俺はこの村を出て行く!お前達なんて親でも兄でも無い!元農民の異世界旅?
川向こうのジェロ吉さん
第1話 この世界に来る前!
「俺は村を出て行く、2度とこの村には帰って来ない!」
俺は両親と兄貴のいる前で力強く宣言をする。
「弟の癖に生意気だ!」
「待ちな息子よ、此処でコイツに死なれたりしたら大事になる、
おいお前!それだけの啖呵を切ったんだ、今すぐに出て行け!」
親父が怒って俺に指示する、指先は扉の方に向いている。
「そうだね、もし帰って来たら息子では無くて、奴隷として扱うからね!」
「へぇ母さんも賛成するんだね?」
「当たり前さ、村の外の厳しさを知って帰ってくる負け犬には、奴隷がお似合いさ」
「そうか、なら泣いて謝って来てから殴ってやるか!ハハハ」
母親も村を出る事に反対はしない様だ。
ただ帰ってきたら奴隷になるなんて、此処には絶対に帰ってくるもんか!
それと兄貴、お前は今まで散々俺を殴ったんだから、今日だけ殴らなくても怨みは忘れないからな、ただあの事は感謝してやるけど。
俺は3年前のある日、兄貴に外でヘマをして思い切り殴られて井戸の縁で頭を打った、そしてある記憶が蘇って来た。
前世で死んで、白い部屋に白い服を着た人と話した記憶。
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「君は死んだ事を覚えている?」
突然目の前の女性に尋ねられる?
「何のことですか?それに此処は?」
360°見渡しても白い空間、そして目の前の女性も周りに色が馴染んで、ドレスの裾の溝影だけが揺れている。
「なら記憶は無しね、では君には新たな生命をあげるわよ、元の世界じゃ無いけど、1から生きていきなさいね」
女性は右手に持つ杖を大きく構えて振ろうとしているけど、俺は慌てて止める。
「待ってください、違う世界って、どんな世界なんですか?原始時代、戦国時代、それとも中世的な機械が無い世界ですか?」
何も無くて、0歳から生き返るなら心の準備が必要だろ!
「あら気がついちゃったの、色々と能力を上げると書類が大変だから、此処で適当に追い払おうとしたのにね!」
何の事だ異世界に追い払う?俺が何かをしたのか!
「何故何も能力をくれないのですか? それと俺以外にも誰か送られているんですかね!」
俺の質問に女性は杖を下げて一言「チッ」と。
「感の良い坊やね、それにバレたら仕方ないわね、貴方の他に4人ほど勇者として送り込んだのよ、貴方は何故かオマケでついて来たのよ分かる?」
おまけ、前世、前世はどうなって死んだんだ?誰かと共にいたのか?思い出せない。
「その様子なら、彼らの邪魔をしそうに無いわね、それでは改めて」
また杖を持ち上げる女性、かなり短気みたいだ。
「本当に待って! 俺もその世界に行くならば、何らかの特別能力が欲しいです、スキルと言う物を!」
「チッ、スキルは覚えているんかい!破片の記憶は中々厄介ね」
杖を床に立てかけて、少し考える女性。
「良いわよ、幾つかスキルをあげるわね、ええと鑑定とアイテムBOXでどう? スキル1の魔法で生活魔法も付けるわよ!」
やはりスキルはあるんだ、後は前世の能力を使える物が欲しいけど、前世は思い出せない。
「鑑定は、何でも出来るようにで大丈夫ですか?」
「ええ、唱えれば人でも物でも魔物でも色々と分かるわよ、努力すれば細部まで分かるようになれるわね!」
やはり魔物はいるんだ、落とされて0歳じゃすぐ死ぬな?
「アイテムBOXは時間停止と、自動振り分けと容量は♾️ですか?」
女性は考えている、それならば追い討ちしないと。
「アイテムBOXも鑑定も何回も出来る様に魔力は♾️でお願い出来ますか?」
「そ、そうね、時間停止や無限収納だと1日中魔力を使うから、それはサービスしてあげるわよ」
よし魔力無限を勝ち取った!後は何が必要だろう?
「鑑定も出来て、アイテムBOXも凄くて魔力は無限、生活魔法もあるから寿命まで生きられるはずよ!」
言い終わるとまた杖を持とうとする。
「最後最後に無病息災も付けてください、俺より先に異世界に行った人達は勇者何でしょう、俺は彼等とは違う道を行くので、病気や怪我無く寿命まで生きたいです!」
この願いが通れば、異世界での生活は無事に過ごせそうだ!
「良いわよ、それも付けてあげる」
そう言った後に杖を持って、天に掲げる女性。
「ソロソロ良いわよね! 良い加減付き合うのに疲れたからじゃあね、それと私が言った事は思い出すまで発動しないから、頑張って思い出しなさいよ、じゃ!」
「何だよそれって、一生思い出さなかったらどうなるんだよ!」
文句を言った時には、もう雲の中を落ちる自分がいた。
絶対に思い出してやる!
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はい新作始まりました、この作品でカクコン11に挑戦します。
絶賛❤️と⭐︎は受付中です!!!
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