【第十八話】セイヌス・アリスと時空使い

【セイヌス・アリスと時空使い 】

アリスは立ち上がり、私達のほうにきた。「ようこそ我が部屋に。私は人を連れてきたのは久しぶりなのよ。それであなたがたは私に用とは何?」亜由美は尋ねた。「君は香菜梅をここに連れてきた。その理由を教えてくれないか?」

「私は香菜梅。連れてきたわけではありません。連れてきたのは我が子供たちだ」

「君は何もしていないってことか」

「そう。けど私は彼女惜しいのよ。彼女の心をもらうの。それが私の仕事。王に頼まれているからね。だから香菜梅はおいていって。あなたたちだけ生きなさい。さあ」 時空の扉が開かれた。

「断る。さっきもいったが俺達は香菜梅を元の世界に帰す。だから君の要望には答えられない」 アリスは涙を流した。

「残念ですね。なら皆、過去に行くがよい。花吹雪。」

シュー

アリスが放った花吹雪が香菜梅達を襲い掛かった。

「悲しい花吹雪だ。なら俺が幻想の光りで照らしてやる。聖なる紫月よ。悪しき花を光でつつみたまえ。光月藍染ライト!」

友也は月の舞を踊りアリスの力を浄化した。その瞬間、アリスの体がとけた。「そんな。私の力が浄化されるなんて。痛い。死にたくない。

助けて…」アリスは解けて。空へと消えた。

「ああ私。死ぬんだ」

「大丈夫だよ。俺もあとから行くから。」アリスの前に夕日が現れた。夕日は、崩壊し、ピンクの時空の欠片になったアリスを抱きしめた。

その瞬間、欠片は人の姿になった。

香菜梅は驚いた。

「どうして、さっきまで彼女死んだはずなのに」亜由美は言った。

「香菜ちゃん。それはあの王が人間だから。」

「人間の王にできるのかそんな力が」

「この世界ではできる。巫女と人間が結ばれた場合、なぜなら彼に人の心があるからさ。 愛する心が」

「愛する心?」

「ああ」亜由美は空を見た。「夕日。助けてくれたの?」

「違う。俺のこの人の意思で君を人の姿にしただけだ。」

「夕日…」

「アリス。坊は君を愛してる。ずーと君がいなくなっても」

「あなたにはあなたの人生があるわ。あなたには仲間との記憶がないけどもう一度彼らとやり直して。それが私の望みなの」

「でも君がいない世界は、俺は嫌だ」

「大丈夫。私はそばにいなくてもあなたを見っ守っている。」

「本当?」

「ええ。だからあなたは彼女と共に人間の世界に戻って」

「わかった。では最後に写真を撮ろう」

「うん」アリスと夕日は写真を撮った。この写真を現像した。

「ありがとう。最後にあなたのかつての記憶を戻します。」

夕日は頷いた。アリスは最後の力を振り、時空の記憶術を夕日にかけた。夕日はかつて人間だった記憶を取り戻した。

「ありがとう。アリス」

「ええ。私の記憶と我が子の記憶も入れたわ」

「さあ時間よ。あなた」

「ああ。アリス。君とあえてよかった」

「私も大好きよ」

「俺も君を愛してる。」

二人は抱き合い口づけを交わした。

アリスは空へと消えた。

残った夕日は言った。「君が亜由美か」

「ああ。私の妻と戦ってくれてありがとう。だが私には時間がない。私は君の友人を未来に返す気もない。返してほしければ王の元にこい。王の間で君らを待っている。」王は亜由美に自分の居場所を伝え、消えた。

「亜由美ちゃん」香菜梅は亜由美に駆け寄った。

「香菜ちゃん、三保、友也達、これはやつの挑戦状だ。行こう王のところへ」

「おう」

果たして亜由美達は王の元にたどり着けるか。最終戦いがいま幕をあける。

続く

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