機械仕掛けの戦場
蟹
第1話 開戦
30XX年、日本は隣国のアイギスに進行を受けていた。
「敵艦隊最終防衛ラインを突破!!」
「なんだと!?援軍はまだか!」
『警告、格納中の駆動人形が奪取された繰り返す駆動人形が奪取された至急対処せよ。』
「なんだと...まずいこののままでは...」
30XX年、国立蛍雪高専
ひまだなぁ...。俺こと河木博一はいつも通り代り映えのない日常を送っていた。
「おーい博一」
「宅麻か」
「そろそろ行かねぇと講義に遅刻するぞ」
「そうだねそろそろ行こうか」
こいつは宅麻翔小学生からの親友であり相棒だ。
「ここはやっぱ平和だよな~」
「そりゃそうだよ中立国家だし」
そうここ蛍高があるここは中立国の日本の某所だ。
隣国は戦争をしてるけどここは違う平和で安全を謳ってるくらいだし。
「まぁいいや早く行こうぜ」
あぁと簡素に返事をし俺たちは講義室に向かった。
講義がすべて終わり俺らは帰路についていた
「なぁもしもさここが巻き込まれたらどうするよ」
「怖いこと言うなよ...」
「そりゃそーか」
だがその不安は現実となった。
爆発音がした平和に生きていたら聞くことのない激しい炸裂音だ
「な、なんだ!?」
爆発音がした方向を向くとそこにはでかく深緑色をした鉄の巨人、いやロボットがいた。
「な、なんなんだよあれ...」
「わ、わかんねぇよ取り敢えず逃げるぞ!!」
宅麻に、腕を引かれ避難所へ逃げる。
「ここは中立国家じゃないのかよ!!」
「知らないよ!でも...どうして...」
話しているうちに避難所であるシェルターに着いただが…。
「もう満員なんだ他を当たってくれ!」
「せめてこいつだけでも」
宅麻は俺をシェルターに居れようとしてくれてる、こいつはいつもそうだった俺が危ないときいつも助けてくれた。そして今も助けようとしてる、なら俺は。
「うわぁっ!?」
宅麻を押し込んで扉を閉めた。
「おい!博一!!何してんだよ早く開けろよ!」
「ごめん宅麻、でもここでお前を失うのは怖いんだ」
そのまま俺は背を向け近くのシェルターまで走った。
走ってる途中俺はがれきにつまずき地下通路に落ちてしまった。
「ここならバレることは...」
その発想は安直すぎた。あのロボットは執念深かったらしい、地下通路を無理やり壊し入ってきた。
ロボットたちは俺に銃口を向けて発砲しようとしている。
─死ぬのか...何もしていないのにまだ何もできてないのにこんなところで...?いやだいやだいやだいやだいやだいやだ!!
─まだ...生きたい...
瞬間俺は走り出したどこへ行こうとも逃げ場もないのに。
走っていたら謎のロボットを見つけた俺は生きたいという思いから乗り込んだ。この選択は間違いかもしれないでも今はただ生きたいんだ。
乗り込んだは良いが操作方法なんてわからないただあいつらが追ってきたのが見えた。たまたまハッチは閉じモニターからその様子は見れた。だが気づかれた。奴らは強引に開けようとしている。何度もハッチを叩き続けている。
─怖い、逃げたい死にたくないいやだいやだいやだいやだいやだ...まだ生きたい...。
『パイロット確認、認証コード不明、unknownとして設定。完了システムオールグリーン』
突如声が聞こえた淡々と機械のような声が。
『駆動人形AX‐1略称アクセル起動します』
ここから俺の生きるための戦いが始まった。
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