電子頭脳 M

N

第1話 カード

※ この作品は素人による拙い文章の空想創作物語です。



 私は既に中年だ。

 このまま組織の一員として流され。

 歯車として終わる。

 独身。両親は既に他界。

 唯一の楽しみはカードゲームのみ。

 

 だがこのカードゲームが中々購入出来ない。


 

 このゲームを開発したのは誰か?そんな事 等の昔に誰も覚えてはいない。

 全てを管理しているのは「電子頭脳M」。

 

 ゲームは瞬く間に全銀河に広まった。

 そして流行った。イヤ今も流行り続けている。



 その理由はカードバトル銀河一大会での優勝。

 それに優勝すれば「電子頭脳M」から2つだけ何でも願いが叶うというモノ。


 つまり浮浪者もプータローもカードとプレイBOXさえ手に入れれば 夢を手にする確率がゼロでは無いと言う事。


 

 

 


 昔は自分の星を中心に宇宙が回っている。と唱え信じられていた。

 それが誤りだったと今では笑い話しとなっている。


 昔は自分の星以外には生命は存在しない。と唱え信じられていた。

 それが誤りだったと今では笑い話しとなっている。



 銀河の仲間入りを果たし。銀河には数多くの生命がいる。



 このカードは亡くなった星。そしてその星に存在した過去の英雄達のDNAを採取しカードとして復活させたバトルゲームだ。


 

 貴重なカードには一袋に1枚のカードしか入っていない。しかも高額だ。


 ランクA〜Eまでの5段階。

 Eだからと言って諦めてはいけない。

 バトルや訓練で最高Sランクまで成長可能だ。

 つまり購入時にSランクは絶対に入っていない。

 ランク付けは「電子頭脳M」がDNAチェックを経て厳正にランク付けする。


 

 今プレイヤーの間での流行りカードは。

 地球ー日本の過去の英雄カードだ。

 これは前回カードバトル優勝者の5枚のカードが全て地球ー日本の英雄カードだったからだ。

 5連勝と言う初記録を打ち立てた。





 私はプレイBOXを5年前に購入済みだ。

 後は高額なカードを買うのみ。

 とにかく働き貯金し。お金を貯めた。



 そして遂にカードセンターにて1枚のカードを購入した!

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