第6話「悪夢」


あの後、ラージベアの死骸に関しては、数時間かけてニュラリスとマリスが死骸をぶつ切りにしたあと、俺が森に捨てておいた


ラージベアの死骸は数日以内に、動物や他の魔物によって余すことなく食べられるだろう


さて、話を戻して俺達は、今大きめのソファーに座ってグータラしている



「....ふぅ、疲れたな」

「そうだネ」

「そうですね、だいぶ疲れました」

「あー疲れたぜ」



雨はまだ降ってるし....少しだけ寝るか



「.......すぅ....すぅ....」

「...あ、主寝てるネ、静かにしないとネ」

「あ、本当ですね」

「まあ...いろいろあったしな」

「まあ神器私たちは、眠れないと言うか眠る必要がないけどネ、だから皆で主の寝顔でも眺めとこうネ」




――――



そして、とある空間で俺は目覚める



......なんだ?この真っ白な空間は?俺は寝てた筈なんだが....ちっ、動けないし喋れないな





「―ロ!―げな―い!!」



....なんだ?誰の声だ?



「は―く―――い!カ―!!」 



なんだろう


この声をこれ以上聞いたら駄目な気がする




頭が痛い




いたい





「 「――!」 」



止めろ


やめろ


ヤメロ


や―――



『―――カロ!!!!』



ぁ.....あぁ...



グ.....ッ、ぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!




――――



「―るじ!主!起きろネ!!」

「....ん、マリス?どうしたんだ?」



あれ....何か忘れてる気がするんだが....まあ、良いか、忘れるって事はどうでもいい事だったんだろうな


「主、顔すごいことになってたネ、だから急いで起こしたネ!」

「主様がとても魘されていましたので、急いで起こしました」

「顔がやべぇことになってたな、悪夢でも見てたのか?」

「あ、あー....う~ん.....覚えてないな、とにかく嫌な夢だったことは覚えているんだが...」



.....ただ、気になるのが、を悪夢の中で聞いた気がするんだよな

















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黒神が千年の眠りから覚める時 飯楽堂 @dA__Ab

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