作品を書く、となった時、どうしてもドラマチックな展開を書きたくなる。大きな事件をおこしたくなる。世界を少し、あるいは凄く残酷にしたくなる。でも、私達の生きている世界は、本当にそうなのだろうか。もちろん目を覆いたくなるような事件、顔が真っ赤になるくらい腹の立つ理不尽な出来事はたくさんある。でも、それは世界の全てではない。抱きしめると眠たくなるような、ぬくもりも確かにあるはずだ。そんなことを思い出させてくれる、優しい作品でした。素敵な物語をありがとう御座います。
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