第8話

たっぷりと宴を楽しんだ僕はそのまま精霊郷でログアウトさせてもらい楽しかった一日を終えた。そして次の日再びログイン。精霊達や父になった精霊神に挨拶した後、精霊門という精霊にしか開けない特殊なゲートを開けてもらいハージュの教会にあるという精霊の宿る木までワープする。


ちなみに妖精だと妖精門になるらしい。教会の木に宿る精霊に挨拶して教会を後にした僕は道中で見つけたカフェに立ち寄りコーヒーとティラミスを注文。のんびりしながらステータスを確認する。


僕のステータスは全体的に高めだ。平均的な種族値をしている人族と比べると初期段階で2倍以上のステータス差がある。


キャラメイクの時に見たスキルも改めて確認。やはり強力なスキルが多い。デメリットがあるものもあるがそれを差し引いてもこの段階だと無双できるレベルだ。


次に新しく加わったオニキスの騎士と精霊王子の詳細を見ていく。オニキスの騎士は騎士系スキルと闇属性のスキルにボーナスがつき、オニキス様の敵に認定された人やモンスターに対してはステータスが3倍に跳ね上がるようだ。


精霊王子は精霊や妖精の友好度と親和性がUP、魔法系スキルにボーナスがつくといった感じだった。どちらも強力な種族と職業だ。


コーヒーとケーキを食べ終えた僕は場所を宿屋に移して、報酬を確認する。まず戦闘系チュートリアルを全てクリアした報酬のランダムボックス(戦)を開けてみる。


出てきたのは槍だった。通常でも強力な数値をしているが敵がドラゴンだと威力が2倍になるという強力な槍だ。


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