小さな中華料理屋さんが好きだ
きのはん
小さな中華料理屋さんが好きだ
町の小さな中華料理屋さんが好きだ。
中国からやってきた店主が家族で経営しているような小さなお店。
お昼に手軽な価格で麻婆豆腐定食とかを出しているお店。
食後に何故かコーヒーが付いてくるお店。
店内の到るところに上下が逆転した「福」の字のステッカーが貼ってあるお店。
私は普段外食をあまりしないのだけれど、何気なくお散歩をしているときや何かの手続きで出かけた際にそういったお店を見つけると嬉しくなって入ってしまう。
そしてお客さんが一人二人しか居なかったり、店主の所属する中華系コミュニティのメンバーと思われるお客さんなのか何なのかよく分からない方々が数人店内に居たりすると気分が乗ってくる。
店内の照明は少し暗めであったらベターだ。
お店に入って750円位の定食を頼む。妙に品数が多かったりする。嬉しい。
麻婆豆腐が独特の味で、ごま油がかかっていたりする。嬉しい。
小さなお皿に杏仁豆腐。嬉しい。
食べ終わった後に、サービスで出てくる食後のコーヒーはホットかアイスか好みを聞かれる。どちらでもいいけれど、ちょっとだけ考えて希望を伝える。
そんなお店が狭い路地にひっそりとあると、私は嬉しい。
あと、サービスのコーヒーが食事メニューそのものとは合わない方が美味しい気がする。
どうしてそんな気がするのかはさっぱりわからないけれど。
小さな中華料理屋さんが好きだ きのはん @kinohan
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