わかりみ深いミニエッセイです。子どもの頃、同じような経験をした人も少なくないのでは(野栗はもろにそうです)?日本一、世界一になるより、身近な体験を糧に自分と他人の違いに気づき、やさしい気持ちに目覚める、こんな素敵な才能をもつ人が、もっともっと大切にされていい。このエッセイが、多くの方に届いてほしいです!
編み物という小さな苦手を通して、できないことがある自分を認める(許す、なのかなと勝手に思いました)やわらかな視点がとても心地よいエッセイでした。幼少期のリリアン編みの失敗や、(リリアン難しいですよね)大人になってからの再挑戦など、ユーモアを交えた回想から、作者様の温かいお人柄が伝わって来るような気がしました。「努力してもできないことはある」 本当ですね。苦手を責めず、他者への思いやりにつながる締めくくりはとても優しく、ありがたいような気持ちになりました。素敵なエッセイだと感じました。