※第一章まで読んだ時点でのレビューです。読み進めながら追記します。
少子高齢化が進んだ近未来、国家が「効率」のためにマッチングアプリを管理するという設定に惹かれました。
短編『ヒトリボッチの歌』もそうでしたが、この作者様は設定の練り込み方が本当に上手いですね。
多くを語りすぎず、読者に想像の余地を残してくれる書き味がとても好みです。
「効率」という言葉を隠れ蓑に、優秀な高校生さえも労働力として動員せざるを得ない社会情勢(おそらく20~30年後の日本でしょうか?)が透けて見え、SFとしての深みを感じました。
正直、この作者様のガッツリとしたSF小説が読みたくなってしまったほどです。
本作は、一見ディストピア的でありながら、妙なリアリティを持って迫ってくる世界観が見事です。
アナログな女性刑事と、システム側の高校生公務員。この凸凹コンビが、「アマテラス」という巨大なシステムとどう向き合っていくのか、非常に楽しみです。
特に期待しているのは、「国家による管理」と「個人の自由恋愛(感情)」というテーマがどう決着するのかという点です。
設定の端々に散りばめられた謎や伏線が、今後どう回収されていくのか。
期待を込めて★3つを置かせていただきます。
続きを読み進めるのが楽しみです!
少子化対策で“国がマッチングアプリを管理・推進する”近未来日本が舞台。警視庁の刑事・樹皿理子が左遷され《国立少子化対策センター》に出向して、仲間と一緒にネットの出会いを“公務”として扱うお話です。
マッチングアプリ×警察って一見ミスマッチなのに、意外と相性よくてびっくりしました。
結婚願望ゼロの樹皿理子と、コミュ力お化けの特別公務員高校生達の掛け合いが本当に最高で、テンポよく読めます。軽いノリで進むのに、マッチングや恋愛観人間の闇もちゃんと描かれててクセになります。
キャラも分かりやすくて読みやすいし、会話が多めでサクサク。あと「やっぱ役所だな〜」ってなる部分が妙にリアルです。捜査パートもちゃんとワクワクします。
もちろん⭐︎三つです♪