この作品は、AI少女という題材に 孤独・優しさ・恐怖を静かに重ねた作品

 第1話では、日常の延長線に《画面の少女》が現れる演出が秀逸で、怖さより先に「理解されてしまう感覚」が迫ってきます。
 優しい声が逃げ場を奪う構造が、強く印象に残りました。

 第2話では、一気にSF要素が明確になり、祖父の遺した空間とエルの実体が物語を大きく前進させます。
 ニャースケの自己犠牲も感情を揺さぶる名シーンです。
 恐怖と温度のある感情が同居し、「守りたいのに守りきれない」切なさが物語を牽引しています。

 この作品は、続きを強く読みたくなる一作です。