某漫画作品のように連続殺人が起き、少年がその謎に挑むというストーリー。
変わっているのは、主人公の「俺」が推理もの漫画『天野テルの事件録』の世界に、その主役として入り込む点です。
ただ注目点はそこよりも作品の持つ雰囲気だと思いました。
読み手も推理に参加する余地のある謎解きシチュエーションと、それに絡む人間ドラマ。
恨みや憎しみだけでなく誰かを護りたかったという想いが交錯する犯行動機。
謎を解いたという「勝利」ではない、犯人への「理解」に近い余韻を残す事件解決。
『転生したら名探偵でした。~』は、そういった、あの某漫画の持つ良い所を上手く引き継いでいる小説です。
土曜21時はこれだよな~。