ボクっ娘自堕落没落貴族とグイグイ来るメイドさん〜好きと言えない君が好きと言うまでいつまでもメイドをし続けます〜
ユウキ・アカツキ
第1話あやと優樹
chapter000
「ご主人様、今日はどうしますか?」
「えー……今日も自堕落的に……過ごしたぁぁい……」
「だめですよ、最近それが多いですから、外に出ないと」
「む……」
相変わらず……僕のメイドさんは、ガミガミというかお節介のように言ってくる……
だけど、どうしてこんなにも私の事気にかけて一緒に居てくれるんだろ……
ほんとに、気になる……けれど、それは僕のプライドに関わることだから……なにも気にしないでおこう……
うん、そうしよう……そうしておこうか。
「よいしょ……」
「へ?!ちょ、あや?!」
「優樹様、どうしたのですか?」
「どうしたのですか……じゃなくて、その……えと、な、なんで僕と同じこたつに入って……」
自堕落的に……今日は過ごそうとしていたのに……なんでこんな顔の周りが火照るような事が……
おかしい、何を間違えてしまったのか……いや、僕はなにもしてないはず……
というか、入られること時点でほんとに……
「何か問題ありました?」
「なっ……?!」
ち、近い……
あやの顔が……吐息が、匂いが……色んな……色んなものが……凄い近く感じる……
しかも、こんなに近いなんて……いや、こういうのは……何度もあったし……
いや、いやいや……それ以上に、こんな美人さんと一緒に居ることができるなんて……
それは、それは……いい事?なのかな……それはわからないや……
「ふふ、可愛い……」
「うっ……ぼ、僕は……可愛くなんか……」
「可愛いですよ?優樹様は……ふふ」
「うぅ……」
ほんとに、僕はこのメイドが何を考えているのかよく分からない……
いや、分かりたくもない……だって僕は……同性とこういうことするなんて、思わないじゃんか!!
いや……むしろ僕はこういう恋は……向かないはずなのに……どうしてこんなことになったんだ……
chapter001
僕の家は、没落貴族だ。
母親が離婚して、帰る場所も無くて、僕に残ったのは、母が残したお金で買えた一つの小さな家と、僕のことが……とてつもなく大好きなメイドさんだ。
どうして……僕の事が好きなのかなんてことは分からないけれど。
それは……一旦置いといて……
この小さなお家を拠点として……僕は、僕達は静かに暮らしている。
僕は、コンビニのバイトを。
彼女は……何をしてるのか……というのは秘密らしいけど……でも、どんなことをしてるのか……すごい気になる。
教えて欲しいな……とか思ってしまうけれど……いやけして、あやが怪しいことをしてるのかとかをしりたいわけじゃ、ない……
そして、今は……
あやとこたつの中で何故かくっつきあってる……という状況だ。
恥ずかしすぎて……ほんとに頭が回らないんですけど……
「ん……」
「どうして、こんなことしてるのか……分かりますか?」
「それは……分からないけど」
「それなら、教えて差し上げましょう……」
教えて差し上げましょうって……何をする気ですか……すごい嫌な予感が……
「はひっ?!///」
「いい胸ですね、ですが、お腹の方にも脂肪がつくのはだめですよ?」
「それは……関係ないでしょ……///」
「ふふ、ほんとに、可愛いですね……ご主人様」
やっぱり……こうなると思った……だけど、でも……いや、いやいや……恥ずかしい……
恥ずかしいから、とりあえず……現実逃避しよう……
というか、僕……太ったのか?
いや……正月だからって油断は……してたけれど……
でも、そこまであやが言う程じゃ……
「ぷにぷにしてますよ?」
「やぁぁ……だから、その……触るなって……」
恥ずかしい……いや、恥ずかしすぎて……もう考えられないじゃんか……
「もっと、してもいいんですよ?」
「しなくていい……だから、近いって……///」
「だめですか……?」
だめ……ダメって言ったら……あやは傷つく……だけど……これは……どうすればいいんでしょうか……
「だめ、じゃない……」
「ふふ、よかった」
ぎゅっと、僕のことをいきなり抱きしめた……
いや、抱きしめるのはいいけど、なんでそんなに僕のこと……好きすぎなんですか……
すごい気になるんですけど……
「ん?どうしたんですか?」
「いや……どうして……あやは、僕のこと……好きなのかなって」
「……」
「あや?」
あれ……黙っちゃった……
なんか、僕……変なこと言っちゃったかな……いや、変なこと言った気がしないんだけど……
「どっちだと思いますか?」
「ん?!」
顔を近づけてきて……いや、しかも……この距離って……キスの距離……
あ、あの時と……同じ……
『ふふ……教えてあげますよ、私の気持ちを……』
『何言って……ん?!』
顎をくいって、されて……壁ドンまでされている状態で……
しかも、逃げられない状態で……僕はあやにキスをされた……
それと、同じ状態になってる……
いや、それを考えたら……一気に動かなくなってしまう。
キス、されるのかな……
「ふふ、キスされると思ったんですか?」
「へ……///」
「ご主人様のえっち」
「う……」
やられた……その笑顔はずるい……
ズルすぎる……ズルすぎるけれど……でも、なんかその……キス、されたいかも。
「やっぱりご主人様はMですね、ふふ」
「うっ……そ、そんな事は……」
「まあ、可愛いんですから」
「か、可愛くない……///」
ほんとにいきなりこの人は可愛いとか言ってくるんだから……
でも……いや、これ以上何か考えたらそれも触れられて……絶対恥ずかしいことになる……
それだけは、絶対に避けるべきだ……とにかく、この場からなんとか離脱を……
「あれ……」
「ふふ、離しませんよ?」
「それは……どの意味で……///」
「どっちもですよ?そりゃ私は……ご主人様のこと、だーいすきですから♡」
「うぅ……///」
恥ずかしすぎる……逃げたい……
いや、逃げられないから……なんとか……顔を逸らしたい……
けど、でも……この状況からどうやって抜け出そうか……
「からかいすぎましたね……でも、ん……」
「?!」
あ、あ、あ、あ……
キス、キスだ……僕の、唇に……キスをした……しかも、ちゃんとあやの味がわかる……
甘いし……何でこんなに……甘いって思うんだろ……凄い……何か分からないけど……身体の奥が……熱い。
「……っは、ふふ、いただきました」
「む……」
「さて、お夕飯の準備でもしてきますね」
そう言い、こたつから出ていってしまった……ずるいな……
なんでキスして、あんなに平気なんだろうか……
だけど、そんなあやも……
いいなと、思ってしまう僕は……
ほんとに、ダメになってるだろうな……
まあでも今日の敗因は……僕が、油断しすぎたんだろうな……
明日は、ちゃんと動こ……
「恥ずかしかった……なんであんなことしたんだろ……」
優樹様……好き……好きすぎます……
好きすぎて……ほんとに……おかしくなりそう……
to be continued
次の更新予定
2026年1月14日 19:03
ボクっ娘自堕落没落貴族とグイグイ来るメイドさん〜好きと言えない君が好きと言うまでいつまでもメイドをし続けます〜 ユウキ・アカツキ @yimeminemu
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