崩壊した大陸に残された唯一の「帰り道」避難路、白帯。
その線の内側を進む孤児院の子どもたちと、外側で戦う傭兵部隊VOLK。
キャラがとにかく「生きるため」にあふれている。言葉の端々に「次がどうなるかわからない」という緊迫した部分を残しつつ、ボロボロになっても戻ってきたことで生を実感する。
それでも、守らなければならない覚悟。生きるためには武器を取り、戦う覚悟がある人間は戦わなければならない。
「守るもの」と「守られるもの」の対比が非常に生きており、子どものストレートな言葉のシーンはぐっとくるものがあります。
何よりも圧巻なのは、このロボットで戦う「戦闘シーン」の繊細さ。
設定資料集もあるので、2倍楽しめます。
このお話のキーが光の園の保育士・サキ。まだ途中までしか拝見できていないのですが、彼女が10人の子どもを守りつつVOLK隊と共に進んでいく姿は強さを感じます。
しかしリアルなお金事情・・・バッテリーも弾も全部稼がなければ戦えないという傭兵さながらの苦労のシーンがありほっこりします。
食事のシーンは守るもの、守られるもの関係なく「いきる」というメッセージを感じられるシーンなのでぜひ。
ロボットもの、SFが好きな方には間違いなくはまります。登場キャラが1話の中で密集しても全く違和感なく読み進められる筆力の強さはもう読む手が止まりません。
設定資料集を眺めつつ、VOLK隊フォーメーションを脳内フルアニメで堪能しましょう!
崩壊した大陸に残された唯一の「帰り道」導光で照らされた避難路、白帯。その線の内側を進む孤児院の子どもたちと、外側で戦う傭兵部隊VOLK。
「守るために撃つ」若きパイロット・ヒロと、「生き残るために何でも撃ってきた」元少年兵アキヒト。対照的な二人が、人型巨大兵器RFを駆って灰の中の異形と戦う姿は、緊張感に満ちている。
圧巻なのは戦闘描写の緻密さと、子どもたちの視点が交差する構成。白帯の内側で手をつなぐ小さな指と、外側で振るわれる刃。その両方が「守る」という一点で結ばれる瞬間、胸が熱くなる。
灰に沈んだ世界。企業に利用される避難民。そしてヒロの父との因縁。第0話から一気に引き込まれ、続きが気になって仕方ない。硬派なSFロボットものが好きなら、必読の一作。