第39話
第39話
「ふしだらな方が人気が出るのによ、オメーはどうせまだ貧乏なんだろ 帰れ!」
ほら見ろ、一泊して料金を払ってもこの態度だ コイツの宿にはもう泊まんねえぞ
当然に朝飯は付かない低サービス 疲れがピークになりそう、さっさと退店だ――
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「ねえ、きよし ドラッグストアはパン類やドリンク類も補充してるわよ 道具屋
あの店主が好景気な理由は? あいつの近隣だと繁盛しやすいでしょ」ムカつくぜ
「おい若造、昨日は入らなかった魔法陣の部屋から確かめてみよ」すぐ近所だった
勝手に進んでゆく年増の後ろを追ってく、何やら祈りの間らしき彫像と石柱な造り
建物内には一人だけ通せんぼしてる人物がいた・・・司祭か神官かは知らねえけど
売り物は置いてなさそう、学校や塾を連想したが生徒の姿はないな 何だこりゃ?
「お帰り下さい、とても資格があるとは思えません 知らなくて結構ですよ」一瞥
「言うて、関わらん方が良さげやな 街中におかしな空間やで、祈祷所なんかな」
この後は近隣をぐるっと回る俺達だ、民家は留守にしてる部屋が多く不用心な城下
そして中央に一か所だけ大き目な物件・・・あ、表の看板に成約済みとか書いてる
やっぱスポンサーのセレナさんは金持ちなんだな 王都に店舗契約が出来るVIP枠
小銭稼ぎに徒歩で来る冒険者の立場がねえよ、一応は確かめておくかと 入り口へ
既に誰か雇ってるようだ
「!? こちらは現在改装中の物件です、申し訳ございません 中はご遠慮下さい
アポイントは伺っておりませんので・・・手荒な真似は控えておきたく」殺気だぞ
「忍びかあんた、間者が警備しとるから無理やん 恐らく錬金術師の別荘なんやろ
本人はまだアースランドに居るかも知れんし、ギルドでも作る気かいな」どうだか
主人と面識ありと見たのか、アサシン風の男はやや戸惑う「君達は、一体何者だ」
玄関で流血とかシャレにならんから戻ろうぜー お城以外は教会ぐらいか、残りは
街の北東に地味にある場所、参拝者は居ない感じがする 俺はお布施とかしない漢
当然アイドルにスパチャもやらないと宣言している! 金銭は降って湧いて来ない
別に睨んだつもりはないのだが
「いつから王都はこんな野蛮な輩が出入りしているのです、何ですかこの無頼者は
わざわざ説教されに来たのですかアナタ方は! お帰り下さい」激おこなシスター
「どうも誤解を生みやすい雰囲気だなー、きよし君 世渡りは簡単ではないと学べ
我々はある調査をしてる冒険者ですよ・・・敵意は無いんで」戦士が代わりに謝る
ぜってー損する手記役っ事でいいよな! 街中は先頭に出すなって、すぐに退去だ
高確率で印象が悪いサムライ顔 入れ墨はしてないが案の定まず疑いの視線が来る
城下は大体見て回ったし、そろそろ城の方へ向かおうぜ 軽く杖でこずかれる――
真っすぐに北へ進むと見張りの兵士がいた 流石に城壁で囲んでる、手で制された
「緊急会議は終了しましたが謁見の予定で? 黒騎士団の事で気を揉んでおられる
・・・くれぐれも陛下の周囲を刺激しない事だ、この先は城内になる」仕事だから
「うちのごくつぶしは教会で怒られたばかりなんやで、無愛想な奴ですんまへんな
ラテマの分村から調査の件で伺いに来とります どうか穏便に」琴乃に蹴られる俺
今度はリオ師になだめられる、分かってるさ 心の炎は戦場でぶつけるのが武士道
いちいち戯言に動じない精神力を鍛えてる途中だよ 言動よりも中身のある若武者
特別に案内などされないパーティー達、ずんずん進行するのがデフォだったりする
「んー、展開が勇み足じゃないかしら? 赤い絨毯の先に王様とかいたりするのよ
左右に使用人の部屋とかあるんじゃないの、どうして説明しないの」面倒だから~
「だよねー、魔術師以外にも指摘されるかも知れないよ 何で武士に書かせてるの
大雑把な性格してるとランさんは思うけどね、この男は出世しないよ」うるせーな
イラっと来る理由を付加してくれる後衛さん、どうせ代わりを務める奴はいないぜ
10人以上のメンバーに増えたら手記の真価が分かる お前達ではバトルは描けない
その前に連載は終わるかもだ! 仲間は左の方へ曲がるので必然的についてゆくが
「・・・ちょっと、あんた達 お城の中をウロウロしないでくれる 掃除中なのに
全く、新しい使用人とか聞いてないけど 何睨んでるのよ、やっちゃうわよ」短気
「あら生意気な女ねコイツ 魔術で私に勝てるつもりか、所詮は小娘のくせによ」
!? 一般人の気配じゃねえぞ、マーシャは威嚇してるが 城内勤務してるならば
炎に特化してる魔女さんとは別系な予感だ、俺なら初めに王様の方を探すけどなぁ
砂漠でもフランソワが邪魔してただろ? 他のキャラが食って掛かる場合があるし
不機嫌なままメンバーは部屋を出る・・・よせばいいのに今度は右へ進んで別の扉
「誰だい、見かけない顔ぶれだね君等 新加入の傭兵団かな? 今後とも宜しくさ
生憎と黒騎士団の連中はしつこいから、今後の対策を考えておかなくては」冷静系
「ん、ああ 何か村の方で調査とか頼まれてさ まだ王様に合ってないんだ」と俺
一応セリフはある、絶対喋らない主人公とか居たりする リーダーじゃねえし(草
さっきの短気な女とは対照的な優男 いやいや、普通じゃねえ量の書斎がズラリと
宮廷ご用達の誰かかも知れん 彼は物理職っぽくはなさそう、まだ初対面だからな
疲れた表情を浮かべてるので挨拶だけにしておく、更に奥手側には食堂らしき空間
~異界の覇道記 WEB版 次回へ~
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