こちらは最強傭兵クレイ様のお話です。
あまりにも強すぎて、彼にとって敵はない。だからこそ依頼と言われてもこの値段でこの程度?と思えるくらい。
短編なので非常にさっくりと読めます。4話まで登場キャラ紹介を交えてのストーリーが展開されるので、この短編に出てくる登場人物をそれだけで網羅できます。
なんという読者に優しい親切設計なんでしょう!!!
ブルーマダー(青の殺し屋)という異名を持つクレイですが、このストーリーで出会うクラウディアは彼の異なる一面に惹かれていきます。
最後の仇討ちは以外な結末に向かい・・・
短編なので、とっても気になる次のシーンに進むのですが、物語はここで余韻を残して終わります。
続編が非常に読みたくなる設定と世界観なので、クレイが今後どう活躍していくのか、そしてクラウディアは彼とどう発展するのかが気になるところです。
そこは読者の妄想で補完なのかもしれませんが、続編読みたいな…。
文章も非常に読みやすく、クレイのとんでもなく強いシーンはある意味快感です!
お勧めします♪
人を殺して糧を得る。
いわゆる、「職業殺人」と呼ばれる職種。それが傭兵にございます。
クレイはその中でも随一の腕を持っており、竜人との亜人であるとか。
そんなクレイに近づいた女、クラウディア。その目的は仕事の依頼でございました。
自分の所属していた旅芸人の一座。その座長を殺した貴族の殺害が依頼でございました。
いわば『仇討ち』の冒険を、クレイと共に行くうちに、クラウディアは、人を殺めること、そして、生かされることの意味を知るのでございます。
そして、悲しい連鎖の果てに、彼女の復讐は成るのか……?
1話1話が短く、サクッと楽しめる冒険活劇にございます。
ご一読を。
赤竜に故郷を滅ぼされ、青竜の血を引く傭兵クレイ・レノン。彼にとって殺しは仕事ではない。呼吸だ。
剣を抜けば一瞬で首が飛び、野盗を躊躇なく斬り捨て、遺体から金を漁る――
そこに迷いも感情もない。「武器を抜いた以上、殺される覚悟はあるだろう」。この一言がすべてを物語る。
復讐を求める女クラウディアとの出会い。「座長を殺した貴族を殺したい」という彼女の願いに、クレイは冷淡に答える。
「くだらんな」――この徹底した非情さが、逆に読ませる。
「やらなければやられる。やられたら関係ない人間を巻き込む。俺に掛かる火の粉は俺で確実に終わらせる。それが一番平和だ」
戦争も野盗も復讐も、命を奪うことに上下はない
――そう語るクレイの哲学は、残酷なまでに論理的で、どこか虚無的。
爽快な無双ではなく、冷たい殺戮の美学。ダークで容赦ないハードボイルドファンタジーが好きな人に刺さる作品です。