六話まで読んだ感想ですが、設定の提示の仕方が非常に丁寧です。読みながら二人の関係がどんどん泥沼になっていきながら世界観がわかってきて人物像の輪郭が現れてきます。誠人は非常に魅力的です。冷酷に見えて、実は家族思いで、祖父の前ではきちんと敬意を払う。このギャップが効いています。また読みにきます!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(133文字)
冒頭の人魚譚と、現代の夜の銃口の場面が地続きでつながる構成に引き込まれました。特に、月・碧い瞳・バニラの香りといった感覚描写が印象に残っています。「まだ死ねない」という海空の意志がはっきりしていて、この出会いが何を連れてくるのかを一話の終わりで自然に考えさせられました。