名は体を表す――とはいえキラキラネームは大抵が名との乖離が起きるものなのですが、こちらの天使長ルシファーくんは違います。そしてその兄はミカエルくん。しかも両親もなかなかにクセものっぽい(こんなキラキラネームを授けるのですからとうぜんともいえましょう)このふたりが今後どんな騒動を巻き起こすのか、期待を掻きたてられます。カクヨムネクスト賞受賞、求ム!
キラキラネームを題材にした作品ですが、発想の自由度が飛び抜けている作者様だけあって、とんでもない名前の少年が出てきます。だからといってキラキラネームの是非を問うような押しつけがましい話ではなく、あくまでもその名前の持ち主と家族達のお話ですので、気楽に肩の力を抜いて読めます。日々の暇のちょっとした時間に笑いが欲しい人にオススメです。
コメディは結構難しいもの。作者の独りよがりで、読者を置いていったり、突き抜けすぎてついていけなかったり、小難しかったり。これはタイトルからして、どんなコメディかと思いきや、文章も内容も出てくる登場人物もまとも。このタイトルのルシファーくんの家族以外は。作者視点で語られるこの客観的なつっこみ文章がまた面白い。更に出てくるみなさんが振り回される様子もよき。とくに、先生の独白が好きです!
うお座の運命に忠実な男さんの作品は読ませて頂いてますが、この作品にツボった方はほかの作品も楽しめる。そんな作者のセンスを短編で盛り込んだ作品だと思います。構成や1話と2話の返しは秀逸!弟から兄の話になるのですが、反対だったら成り立ちません。初めて読まれる方はこの作品から読んでみるのも良いのではないでしょうか?
面白い!!座布団六つ!!
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