抵抗

相生有之介

プロローグ

こんなにも頑張っているのに。花瓶を割れそうな勢いで握りしめる。冷静になるよう自分に言い聞かせながら日課の花瓶の水やりを行う。毎日職場で上司からの指示に忠実に応えながら、部下には成長を促し、実績も確実に積み上げているのに。家に帰るとアイツがいる。共働きでアイツは在宅勤務であることをいいことに、家にいない平日に不倫をしていた。むなしく感じる。どうすれば復讐できるだろうか。どうすれば今までの二人の生活に戻れるんだろうか。アイツには反省してもらわなけばいけない。

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