大剣豪の娘ながら、剣の才能が無い少女、イオリ。
負けん気が強く、才能なしだと言われても鍛錬を続ける実直さが取り柄の乙女。
女っ気などなく、日々剣を振ることに命をかけていたある日、父親の訃報を聞いてしまう。
まだ父親に認めてもらっていなかったイオリは、悲しみや後悔などが入り混じる感情を抱え、衝動的に駆け出した。
しかし突然襲撃を受け、目が覚めたら……
妖の国で姫になっていた!
そんなプロローグの、ハートフルながらちょびっとダークな面が垣間見える作品です。
謎あり、戦闘あり、ギャグもあり。
個性豊かな妖達と、イオリ視点の心理描写が緻密で没入しやすく、とても読んでいて楽しいです。
ぜひ、お手に取っていただきたい一作です。
(第1章読了時のレビューです!)
自分と瓜二つの少女・庵姫を宿した主人公・イオリが、妖の世界で人間というアイデンティティを揺さぶられるストーリー構成です。
イオリを慕う妖・豆吉も健気で可愛らしく、思わずくすりと笑ってしまうシーンは少しダーク寄りな本作の良いスパイスとして機能しています。
個人的には、妖の世界で唯一無二の存在になったイオリを支える医師の白蛇先生との関係性も気になるところ……。
1章ラストでは、イオリと庵姫の衝撃的な事実に仰天すること間違いなし。
イオリの父の死、森の中でイオリを襲った相手――物語序盤の謎がどう解き明かされていくのか、2章以降も気になる展開になっています。
和テイストの異世界ファンタジーをお求めなら必見!