概要
終わりのない旅人と、木になった少女のお話。
永遠の時を生きる、名もなき旅人。
感情をもたず老いることもない彼は、ただ時の流れを見届けるために存在していた。
流れに身を任せひとり世界を観察するうち、古代の森でとある少女と出会う。
無邪気で、明るく、逞しく、土と緑の匂いをまとった彼女は旅人にさまざまな感情を手渡した。
言葉を交わし火を囲み、四季を重ねるうちに、ひとところに止まっていたはずの旅人の心にわずかな変化が芽生えていく。
永遠を生きる者と、限りある命を生きる者。
交わるはずのなかった二つの時間。
人知れず重なり、そして終わりゆく時、旅人の中に残ったものは――――。
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