こんな大河ドラマがみたい!『九州三国志』

鷹山トシキ

第1話 ​📜 風雲、九州乱世

🎭 キャスト

​ 島津 義久(しまづ よしひさ):山田孝之

​冷静沈着で、情に厚い島津家の総大将。弟たちの個性をまとめ上げ、家臣からの信頼も厚い。


 龍造寺 隆信(りゅうぞうじ たかのぶ):遠藤憲一

​「肥前の熊」と恐れられる猛将。荒々しいが、内には緻密な計算を持つ野心家。一代で勢力を拡大する。


 ​大友 宗麟(おおとも そうりん):及川光博

​ 九州北部を治めるキリシタン大名。海外貿易に目を向け、華やかな文化人でもあるが、内政では傲慢さが目立ち始める。

​⏳ 時代設定

​1570年代初頭。織田信長が京を制しつつある頃、遠く離れた九州でも、三つの巨星がその勢力を広げ始めていた。

​📌 あらすじ

​🔥 開幕

​場所:肥前(龍造寺領)

​幕開けは、龍造寺隆信が小豪族の居城を攻め落とす激しい合戦シーン。隆信(遠藤憲一)は鬼気迫る形相で自ら陣頭に立ち、その圧倒的な武力と苛烈さで周囲を震え上がらせる。

​戦後、肥満体ながらも鋭い眼光を持つ隆信は、家臣たちに領土拡大への飽くなき野心を語る。その場に居合わせた側近が、隆信を畏敬の念を込めて「肥前の熊」と呼ぶ。

​☀️ 大友家の光と影

​場所:豊後府内(大友領)

​一方、大友宗麟(及川光博)の館では、南蛮の珍しい品々が並び、宣教師たちが典雅な音楽を奏でている。宗麟は異国の酒を飲みながら、家臣たちに海外貿易の利と、キリスト教の教えを説く。

​しかし、彼の長男・義統は、父の宗教傾倒と、領地経営への興味の薄さに不満を募らせる。華やかな文化の裏で、大友家の内政にほころびが見え始めていることが示唆される。

​🌊 島津家の団結

​場所:薩摩(島津領)

​島津義久(北村一輝)は、桜島の雄大な風景を背景に、弟の義弘、歳久、家久らと軍議を開いている。義久は感情を表に出さず、一人一人の意見を冷静に聞き入れる。

​この軍議で、北上する龍造寺隆信との衝突が避けられないことが議題に上がる。弟たちが戦闘的な意見を出す中、義久は**「急ぐな。戦は力のみではない。家中の結束こそが、島津を支える柱だ」**と諭し、まず領内の引き締めと民心掌握に努めることを決める。彼の穏やかだが揺るぎない統率力が強調される。

​💥 結び:三つ巴の予感

​終盤、三者の状況がカットバックで描かれる。

​隆信:「この九州に、大友も島津もいらぬ。ただ我一人で十分だ!」(高笑い)

​宗麟:「神の導きにより、この地を平和に導くのは我ら大友の責務よ。」(静かに祈る)

​義久:「風が変わり始めた。静かに見定めよ。動くべき時を間違えてはならぬ。」(遠く北の空を見上げる)

​ナレーション:「ここに、九州の覇権をかけた三つの勢力が、いま、ぶつかり合おうとしていた――。」

🧐 次回予告

​第2話「耳川の血潮」:大友家と島津家が、いよいよ激突の時を迎える…!

​いかがでしたでしょうか?この後の展開も楽しみですね。

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