ゲームと日常の交差
誰かのリセットを五回喰らい、途方に暮れている最中、このタイトルの由来となったゲームに出会った。『Silent Assassin』だ。これは端的に言えば、人殺しのゲームだ。公の場で、人生観を変えたと言うのは憚られる。しかし、プレイしてみると頭を使う。ターゲットが誰で、どう動くか。エリアの建物の構造を含め、リサーチする。暗殺の方法も多種多様で、状況に応じリスクの少ない方法を選ぶ。成功しても、逃走ルートの計画がなければ、怪しまれ失敗に終わる。それは、家に帰るまでが遠足だ、という話に似ている。
世間は、ゲーム経験が日常のレベルを上げないと考えがちだ。だが、それは一昔前の話。最近のゲームは質が高く、ゲーム内の経験が日常に活かされる。空間認識力。社会性、計画力、チャンスを待つ胆力も鍛えられた。人生には終わらせるべき物事が多い。実行には計画性はもちろん、クリエイティブさも必要だ。このゲームがそれを教えてくれる。具体的なエピソードは、次の短編『Assassin’s File』に収録する。
Assassin's Life Ksk_47 @Ksk_47
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