第6話

世界の舞台へ


全世界の鞄展覧会。木の床、革の匂い、世界中の職人たちの視線。


ミカは胸を張って紙鞄を展示した。

「これはただの紙ではありません。土に還ることを前提に作られた、次世代の鞄です」


来場者は息を飲み、触れると紙に宿る時間の温もりを感じた。

師匠は遠くからそっと見守る。

「手と時間で育てたものが、世界で認められる瞬間は、静かで深い感動がある」

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