第4話
師弟の試作
工房に戻り、紙と糊、水とプレス機。
晴斗は紙を漉き、折り、貼り、革の鞄と同じ手順で成形を繰り返す。
何度も失敗し、紙は破れ、形は崩れた。
しかし、手と時間を重ねるうちに、紙は強さと柔軟性を増していく。
師匠は静かに見守り、時折助言する。
「紙も木も革も、手と時間で生き返る。焦るな」
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