第22話 お前ものも俺のもの


「ボンボン領にいる限り、俺のものは俺のもの。お前のものも俺のもの」


「やめてくれ! それを取られたら家族を養えねえ!」


「うるせえ! 元は領民のもんだろうが! ゴミはゴミ箱へ! エアボール!」


「ぎゃあああああ!」


五つ目のアジトを潰すと満身創痍のアジトのボスが足に縋り付いてきたので風魔法でダストシュートに向けて吹き飛ばす。

片付いたな。

さてお待ちかねの金庫にいくことにするか。

まだ中は覗いてないが今までの部屋で一番大きい。


「エアボール!」


扉を破壊して金庫の中に入っていくと大量の金銀財宝と何らかの書類の束があった。

とりあえず全部詰めるか。


「これで30兆か。もう億万長者だな」


全部詰めるとインベントリの金の欄に30兆と表示されているのが確認できる。

もはや学園どころか、国を買えるレベルの金が溜まっている。

これだけあるなら直すだけじゃなくてちょっと俺好みにアップグレードしてもいいかもしれない。

学園だし、地下に謎の建造物とかクソ長いエレベーターとかあったほうがテンション上がるからな。


「地下基地作るとなるとどんくらいかかるか想像もつかんな。あとどんくらい狩れるかな?」


インベントリに入れた回収した書類の束の項目を調べていく。

名簿を調べていくとアジトはあと一つだけか。

もったいねえな。

代表名はゲス・ゲースとカス・カース。


「確か賄賂貰ったやつにゲースとかいうやつが居た気がするな。貴族も背後にいるってことか」


これはアウトよりのアウトじゃねえか。

貴族のあれこれには疎いが犯罪組織使って他の貴族の土地で好き勝手やるってのは俺でもダメそうだと思うんだが。

賄賂をもらったけどゲースダメかもしれんな。

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