天候という自然に立ち向かう魔法使いたちのユーモラスな青春ドラマ

 昔からファンタジーにおける天候を操る魔法は戦略兵器に等しいと思っていたのですが、本作はそれをさらりと描きつつメイン題材に据えています。

 序盤派手さは無いですが、世界観の導入の仕方がうまいです。おそらくこれから派手なシーンが出てくると思いますのでまずは序盤しっかり雰囲気を味わいましょう。
 決して説明的でもなく、また登場人物たちのキャラクターや背負う背景をそれとなく出しながら展開していく様子はまさにファンタジーの王道。

 もっと評価されて良い作品だと感じます。このあとどのように展開していくのか、期待大です。