2つの作戦でカクヨムコンテストを有利に!
雨宮 徹
内緒にしておきたいけど書きます
もうすぐ、カクヨムコンテスト11が始まります。作品は書き終わり、あとは投稿するだけという人が大半でしょう。そんな方でも、残り1週間でやって損しないことがあります。今回は、読者選考突破の確率を上げる方法です。
※あくまでも持論であり、読者選考突破を約束するものではありません。
目次
・中編の投稿で注目を集める
・どうすれば、コンテストで有利か
・中編がなくても、作者ファンを増やせる!?
・創作論という諸刃の剣
■中編の投稿で注目を集める
カクヨムコンテストですが、長編部門(10万文字以上)と短編部門(1万文字まで)に分かれています。つまり、その間に位置する中編はコンテストに応募できません。中編の文字数を無理に伸ばして長編として応募するよりは、コンテスト前に中編のまま投稿することをお勧めします。
中編としての投稿メリットですが、下記の通りです。
・長編にすると中身が薄くなり、高評価率が下がり読者選考突破すらできない可能性が出てくる
・コンテスト前の閑散期に中編を投稿すれば、普段よりランキング上位へ行ける
・ランキング上位に行けば、それを近況ノートなどでアピールして、実績作りができる
このように、中編で注目を集めて読み専を囲い込み、本番で支持してもらう作戦です。カクヨムでは相互評価は禁止ですから、いかにして読み専から評価してもらうかが大事です。より正確に書くならば囲い込むというよりは、作者ファンを増やしておくと書くべきかもしれません。
■どうすれば、コンテストで有利か
先ほど書いたように、中編作戦は一定の効果があると思います。では、効果を最大化するにはどうすればいいか。仮に、コメディ系ファンタジーを本番にぶつけるのなら、中編もコメディの方がいいいです。シリアス中編を投稿しても、支持者が違えば本番で効果が発揮されません。同じく、SFや歴史作品のジャンル違い投稿も無駄に終わりやすいです。
中編作戦ですが、普段激戦区のファンタジーが一番効果的だと考えます。カクヨムコンテストでは、ファンタジーが激戦区です。誰もが新作を投稿して書籍化を狙います。つまり、選考期間前は新作が少なく、普段よりランキング上位に行きやすいわけです。
■中編がなくても、作者ファンを増やせる!?
ここまで中編作戦のメリットを書きました。しかし、コンテストまで残り1週間。今から中編を書くことはできませんし、コンテスト前までに完結するかも怪しいです。中編が名作であっても、完結ブーストが起きなければ作戦のメリットが最大化されません。しかし、別の手段があります。それは「創作論を書くこと」です。
■創作論という諸刃の剣
創作論ジャンルですが、基本的に過疎です。つまり、他の作者のためになる創作論を書けば評価されてランキング上位に行けます。この実績を近況ノートなどでアピールする作戦です。もちろん、ためになるのが前提です。「起承転結とは」を書いても当たり前すぎて評価されません。
あとは、「コンテスト中にSNSや近況ノートで宣伝しよう」という、当たり前論も一緒です。当たり前のことを書くのは悪手です。「これだけしか書けない人なのね」と思われかねません。
では、どういった内容を書くのがいいか。最近はAI利用の賛否が話題ですから、意見を書くのもありだと思います。ただ、賛成反対のどちらのスタンスを取っても、反対意見側からの印象は悪くなります。これは、手軽に書けるメリットとリスクを天秤にかける必要があります。私なら書きません。炎上する可能性の方が高いと判断します。
効果があるのは、ニッチな創作論ではないでしょうか。「ミリタリーものを書く時に、どうすれば銃火器の描写がうまくなるか」といった類です。ミリタリーものに挑戦したい人にとっては神様のような存在です。ここで単に銃火器の描写だけで終わらせず、「ファンタジーなら、こう活かせる」と続けると、より効果的だと思います。
■おわりに
ここまで中編作戦、創作論作戦の紹介でした。実はこの2つの作戦については去年も同じ内容をカクヨムの創作論で書いています。つまり、去年読んだ人は、今年に活かせているはずです。1年で内容を忘れていた人は、ドンマイです。来年にも使える作戦なので、覚えておく、メモしておくなどしておきましょう。以上で終わりです。読んでいただきありがとうございました。
2つの作戦でカクヨムコンテストを有利に! 雨宮 徹 @AmemiyaTooru1993
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