詩 生き足掻くばけもの



 何があっても生き続ける


 生きることを諦めない


 どんな絶望があったとしても


 どんな悲劇に見舞われても


 悲しみだって乗り越える


 苦痛だって我慢する


 私を生んで育ててくれた両親のために


 私と仲良くなってくれた人間の友達のために


 私は生き続けて証明しなければならない


 ばけものだって死んでもいい命じゃないのだと


 手を取ってくれた者がいたから

 手を差し出してくれた者がいたから


 彼等の想いが 判断が間違いでなかったことを


 自分だけでなく 彼らのためにも




「ストーリー」


 ばけもの殺しの足音が近づいてくる。


 隠れているこの場所に、気づくだろうか。


 ばけもの殺しはとても強い。


 見つかったら終わりかもしれない。


 けれど例え、気づかれたとしても諦めない。


 生きる事を諦めたりはしない。


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