地元でお化けが出ると噂の格安一軒家買ったら、座敷わらしがいたがその座敷わらしがどエロかった件について。
kai
第1話 俺氏、幽霊屋敷を買う。
俺は水神皐月(みなかみさつき)30歳。
先日までしがない派遣社員やってました。先日宝くじ、レトシックス7で7億円当たりました。
親には言いましたが、その他には言わないようにしています。7億当たったので、此度引っ越しました。都会に住んでいましたが、物価が高いし、人は多いし。7億あるなら地元でゆっくりしようかなと思って。チラリとニヤニヤしながら後ろを見ると大きな屋敷。先日不動産屋に行った時の事を思い出す。
俺の好みのお屋敷がなくて(どうしようか、買うの辞めるか?)と思っていたら"格安"の文字。
つい先日までしがない派遣社員やっていた俺に"格安"の文字は見せては行けないですよ。
不動産屋のお兄さん。格安というアイコンをタップし、見てみると良さげな1件のお屋敷。
俺はそのお屋敷に、一目惚れしてしまった。
「このお屋敷を下さい!」というと微妙な顔をされる。「水神さん、このお屋敷は事故物件なんです。」と言われる。
「え、、過去に人が〇〇されたとか〇なられたとかですか?」と聞くと首を横に振られる。
「出るらしいです。若い女性が!何度も若い女の人の声が聞こえた、とか若い女の人が窓から見ていたとかクレームが来ているんです。近隣住民の方々からは、座敷わらしとか幽霊が住んでいるのではと噂され、今ではこのお屋敷は"幽霊屋敷"と地元の方々にまで言われる程に有名なんです。」と言われ、俺は考える。このお屋敷かなり広いし、外観もいい。庭も付いているなんて最高の物件だ。なのに破格の300万だなんて普通はありえない。そして決めた。不動産屋の人に言う。「1ヶ月、暮らさせてください。」と無理をいい、その1ヶ月分のお金は払います。ということもいうと渋々オッケー。ただし、何があっても不動産屋の責任ではないし、責任も自己負担でという事だった。書類を書き早速お屋敷の鍵を持って、見に来たという訳だ。
ドアを開け、玄関から入る。
中は案外綺麗だ。綺麗だし、何も問題ないのでは?と思っていると階段の方からカタン、と音がする。俺の後ろだ。まさか幽霊?座敷わらし?俺は無宗教だし、幽霊とか信じないぞ。と内心バクバクいう心臓を押さえつけながら、ゆっくり振り返る。すると階段の屋上に白い女。ぎゃああああ、出た!と思い、逃げようとするが足が震えて立てない。どうしようと思っていると白い女が「あっ…」といい、階段から盛大に転ける。
へぇ、幽霊も転けれるんだー、などと呑気に考えているとその幽霊らしき女が俺に向かって転げ落ちてくる。女の子のお尻が俺の顔面に凄い勢いで、ぶつかる。
意識が消える前に見えたのはー。
(美人な幽霊女のぱんつの色は、ぴんくか…)と思いながら俺は意識を手放した。
頬を触られているような感覚と女の話し声で意識が浮上する。
「……起きなさいよ、起きなさいってばー。」と言われ、目を開ける。すると若い女の子が俺を見て「大丈夫?」と言ってくる。びっくりして起き上がる。女の子の方もびっくりして手を離す。
「あれ俺、幽霊屋敷に居たはずなのに、なんでこんな所に?死んだのか?」というと「ココは貴方が言っている幽霊屋敷で間違いないですよ。あと貴女は死んでません。」と言われ、言い方に疑問を持った俺が「貴方"は"?」と聞き返す。
すると幽霊女はにんまり笑って
「初めまして、新しい屋敷主さん。私は座敷わらしの"さゆ"。ここの本当の持ち主よ。」と言われる。更に続いて「貴女の名前は?」と聞かれ、
「水神皐月」とだけ答え、立ち上がる。
帰ろうと後ろを向く。すると背後から
「皐月、こっちを向きなさい。」と言われ、
めんどくせえなぁと思い振り向く。
振り向きながら「なんだ…よ?」というと、幽霊女にキスされる。頭が回らなくなるような激しめなキスで、驚いて金魚のように口をぱくぱくさせることしかできない。
「契約完了。今日からこの屋敷は貴女の家よ。貴女の家の荷物、貴女の住所変更、勝手にしておくわね。」といい、消えた。
……おい、待て、住所変更?家の荷物?どうやって運ぶんだよ!あのアマ!
地元でお化けが出ると噂の格安一軒家買ったら、座敷わらしがいたがその座敷わらしがどエロかった件について。 kai @kai_20
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