前世は保育士、今世は悪役令嬢? からの、わがまま姫様の教育係!?(冷徹王子付き)
沙夜/ビーズログ文庫
プロローグ
「ディアナ・ブルーム! 貴様との
私の婚約者――もとい、今より元婚約者となるであろう男は高らかにそう宣言した。
学園の最高学年生の卒業を祝うパーティーでの、断罪劇。
ざわりと
その
また、そのうしろには、
いったいどうしてこうなってしまったのだろう。
「貴様がユリアにした仕打ちは全て知っている! 高位貴族の権力を
色々言いたいことはあるけれど、
ひょっとしてここは、
ひょっとして私は―― 。
「アル……いえ、クロイツェル
もう婚約者ではなくなるのだ、あえて冷たい声で
足、
ぐっと下半身に力を込めて、背筋を
「私は……」
「でぃあなさまを、いじめるな!」
腹を
「そうよ! でぃあなさまは、とってもやさしいのよ!」
「えらそうなおにいちゃんのほうこそ、でぃあなさまをいじめてるじゃない!」
「ぼく、しってる! そういうのって、〝じぶんのしたことをたなにあげて〞ってやつなんだよ!」
次々と上がる少年少女達の
「みんな……」
振り返ればそこには、
「そ、そうです! ブルーム
「とても
幼等部の教師達もまた、私を庇ってくれた。
そんな声に、どちらが正しいのかと、ざわざわと会場がさらにどよめく。
「やれやれ、お子様達や教師
そこに
「
「は、はい!?」
そしてこの後、
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