第4話 告白2
「あの時、私は・・・・・
君も寂しいの?って・・・言いたかったのよ。」
「・・・・・・・」
何も答えなかった。いや、何も答えられなかった。
僕と同じ苦しみ、寂しさを抱えている人が今目の前にいることが、
信じられなかった。
・・・鼓動が、より速く脈打つ。体の末端である手先や足先が、急に痺れてきた。
「・・・ねえ、なんとか言ってよ!って
!!!?、キャッ!!」
反射的に彼女の両肩を掴んだ。
彼女は、予想もしていなかったように、至極驚いている。
「・・・どうしたの?・・・ねえ何?怖い何!?ねぇ!!」
「僕はっ!!・・・・・ずっと!
・・・・・・・寂しかったんだよ。」
「・・・・・・・え?」
体の力がスゥーッと抜けた・・・
気づくと、彼女は涙を浮かべた怯えた目を、僕に向けていた。
そして、胸のざわめきが、一気にからだ全体に広がり、それは次第に
罪悪感、そして絶望感へと変化していった。
「ご、ごめん!・・・・・・・
・・・大丈夫だっt」
「大丈夫なわけないでしょ!意味もないのに謝らないで!!」
「ッ!!・・・・ごめん。」
「ごめんじゃない!!もうやめて!!!
私だって!私だって!!・・・・・・・
ずっと寂しかったの・・・。」
彼女の顔に、一粒の大きな涙が滴る。
気づくと僕も、温かい涙が、顔の上に流れていた。
二人で、たくさん泣いた。
身に纏っていた寂しさという鎧を、全て脱いだ。
抱き合い、互いの肩に顔を埋めながら、叫び声の様な、それでいて
喘いでいるような声を出しながら、僕らはずっと、泣いていた。
されど幼い。 チャーシュー麺 @HsgwYsh
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