初霜降りたる
みぃ
凍える Tシャツ
悴む手指
早めに干した 洗濯物が
風に 凍えている
やかんの 蒸気が この部屋を
あたためる
ぴんとはった空気は
ひとの 気配で少しずつ
和みはじめる
あさを 感じたくて
ボクはひとつ 詩を紡ぐ
どうしようもないほど
朝に浸る
忙しさに 紛れないよう
もうひとつ 詩をしたためる
こころなくさぬよう
その場で 立ちすくむ
冷たく 強く吹き付ける
風に流されないよう
抗うように
言ノ葉を そっと 置く
だけど 風は友達
どんな風も 優しさを生む
自由に 振る舞う
あなたが 頼もしい
救われた命を 懸命に生きる
そこには 病と共に歩む
覚悟さえも 感じる
もっと
もっと
このまま 希望を持っていてね
初霜降りたる みぃ @miwa-masa
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