"テンテンテン…キューッ!"

歩数は2万歩といったところらしい。

一族の光の階段は、あなたの舞台劇場を解き明かす。

「見たい世界のために、教えを、生きる術を自分だけの思いで溜め込んで鍛えたんだよ、鋼のようにね」

そう、あなたが壁を越えるんだよ。

だから、「行くものか」っていうのは、ぼくの思い込みの中でもてっぺんにあるものの一つで、みんなそのからくりを救いきれないでいる。

不確かな波をかき分けて、人影のまばらな富士を戴く街の夕日に、いま彼の箴言は一際しっかりと聞こえる。


「でも、褒めるのはセンスが出るし磨いてお互いが楽しめるからいいね」

「尊敬されなくても、第一印象で掴むって言うけどさ、言葉がつくとね、状況説明になる時があるんだ、おれ」

「仕事してる人ってさ、楽をするわけじゃないんだ、ライバルがいて競い合えて最初の闘いを覚えて今を照らせるかってその人の持ってる、短期的には記憶の糸だけ」

…そう、そこに連なるのが不完全なあべこべな人間って、なんでエロのように人に指さされるのでしょう。


ガイド「し!お静かに!」

「さそりが燃える海を見つめてた。あなたの王国は平和の言葉を人々の拠り所に出来るんだよ。日にちを掴めたら、お褒めの言葉を…!」


…にいにはいつ帰るの?

うん、家のために今は延ばさせて。

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一つ 掌鳥 @Hokerikon

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