禁字勇者

(B8.)

[誕生秘話]

チャットGPTにRPGをプレイさせようと思ったとき、唐突にHPの代わりに文字が制限されるRPGは面白そうだという思いつきから始まった。ここから書いていくのは、世界観の概要である。

[勇者]

HPという概念はなく、モンスターの攻撃を受けてもダメージを受けることはない。ただ、攻撃を受けるごとに勇者が使える平仮名や片仮名が制限される。制限された文字は禁字といい、[ ]の括弧内の文字で表される。制限された文字が再び使える状態になることを復活といい、復活した文字のことを活字とし、{ }の括弧内の文字で表す。

ステータスは〈HP,MP,TP,攻撃,防御,魔攻,魔防,幸運〉で表記する。HPは0になることにより死ぬ値(勇者には無縁の話)。MPは魔法を使うのに必要な値。TPは必殺を使うのに必要だが、MPと合わせることにより、必殺魔法を使うことも可能。魔法は魔功魔防の値を参照。ダメージは攻撃側から防御側に向けて(攻撃-防御)、(魔功-魔防)で表され、必ず0を下回ることはない。幸運は高いとクリティカルしやすくなったり、避けやすくなったりする。また、必殺魔法を使う条件にも幸運の高さは必要である。HPMPTPは最大値が999。それ以外は最大値が99である。初期レベルは1で、レベルが上がるたびにステータスのポイントを3〜5まで上げることが可能。勇者の初期ステータスは〈概念なし,20,20,5,5,5,5,5〉で表記する。

[地方]

アイビギン、イデサート、ウーサムイ、エライモン、オッカナイ、ンーマロストの六つ。それぞれによって奪われる文字の種類が異なる。アイビギンは草原や森林が広がる地域で、アの段の文字が保護される。イデサートは砂漠とサバナが広がり、イの段の文字が保護される。ウーサムイはそびえ立つ氷山と針葉樹林で有名で、ウの段の文字が保護される。エライモンは都市部では石造りの建造物で溢れ、エの段の文字が保護される。オッカナイは火山により常に灼熱で、オの段の文字が保護される。ンーマロストは魔王城のある場所で、かつては別の名で呼ばれた絶望あふれた地。ンーマロストにおいて保護される文字はない。勇者の冒険はアイビギンから始まる。

[懸賞金システム]

魔王軍の討伐により政府から貰える収益。魔王軍は上から魔王、四天王、幹部、準幹部、一般魔兵となっているが、魔王と一般魔兵はシステムの対象外。準幹部は一万〜十万ゴールド。幹部は一人を除き三十万〜七十万ゴールド。四天王に至ってはトップ2が三百万以上のゴールドで、下二人も九十万ゴールドを上回る。四天王は元々トップ2が特別幹部と言われており魔王軍の戦力、人類への被害の点で魔王軍の中で圧巻。なお、この世界にはゴールドの他にシルバーという通貨もあり、100シルバーで1ゴールド換算。普通の人が一日を過ごすには、最低でも150シルバーは必要らしい。

[魔王軍]

懸賞金システムでも書いたが、上から魔王、四天王、幹部、準幹部、一般魔兵となっている。四天王、幹部、準幹部はネックレスで決めており、四天王は中央に金をこしらえた漆黒のもので、幹部は中央に銀をこしらえた黒いもの、準幹部は黒一色のものである。

魔王軍には四天王同士の戦闘や殺生を禁ずる掟がある。懸賞金の高さは強さだけでなく、人類に与えた損害も見られる。幹部の迅雷が人類に与えた損害は一つもない。

魔王 ンダクネース

 懸賞金なし

 目的は不明だが、絶望を得ることにより力を蓄える。本人が出向くことはなく、外部のことは全て部下に任せる。部下のことを道具としてみているらしい。その姿を見た人間は誰一人として存在しない。

四天王

 魔崩宰 ワルクリア

  懸賞金4444444ゴールド

勇者以外の生命(死の概念がある存在)を触れただけで塵にさせる力を持つ。魔王の言うことは絶対であり、絶望を得るためならば手段を問わない。人類に与えた損害は魔王軍一であり、懸賞金の安さに憤慨する人間もいる。姿を見て生存したものはあまりいないが、消すまでもないと判断したものを見逃すことや不要と判断した同族を消すこともある。黒いローブを身にまとっている。戦闘は好まないが、殺生は厭わない。自分を慕う無尽の幹部と手を組めば三日で人類を滅ぼせる。

 妖武将 ヨウブジン

  懸賞金3000000ゴールド

魔族に対し、激しい仲間意識を持ち、殺したやつに対し、敵討ちに来る。幹部の怪袋からもらった剣、斧、槍、槌に自由に変形する武器を用いて戦う。命の危機を感じると不死身になり、誰にも倒せなくなる。ワルクリアと共に特別幹部と言われたが、目的のためなら同族を消しても構わないというワルクリアの考えに少し思うところがあるらしい。戦闘を好むが、殺生は好まない。故にこいつに殺された人間は一人もいない。

 夢黙羊 ユメミナシ

  懸賞金950000ゴールド

基本的に魔王城から出ることはない。幼女のような姿をしており、生物である限り誰でも眠らせることができる力を持つ。一部の幹部からはよく思われていないらしく、下剋上のタイミングをうかがわれている。ワルクリアの力とユメミナシの力は共に必殺魔法の一種としてみなされる。常に目を閉じて眠そうにしている。

 闇話烏 ヤミトレス

  懸賞金1100000ゴールド

記憶した魔法を自由に模倣し扱うが、必殺魔法を扱うことはできない。可愛い子を愛でることを癖とし、勇者が呼ばれる原因になったモジーラ姫の誘拐もこいつの提案によるもの。幹部や準幹部に対し常に見下すような態度をとるため幹部の4人を除いた全員から命を狙われている。舐めプグセが激しく、本来の力を見せようとしない。

旧四天王…夢黙羊と闇話烏の前に四天王だったもの。何らかの理由で入れ替えられたらしいが、現代にいたら双方二百万G以上の懸賞金がかけられる。

 幻樹妃 ユグドラル

木の根を体や地面から生やし、対象に巻き付くことで自身の体力を回復する能力に加え、色仕掛けや幻術を駆使し敵を翻弄する能力も持つ。火に対しめっぽう弱く、根に火がついたらしばらくは大慌てする。ユメミナシを妹のように可愛がってたらしい。記憶の操作も欲の植え付けも可能。舞台時空の十年前に原因不明の失踪をしたらしいが、たまに左手が欠損し全身傷だらけの状態で徘徊している様子が発見されている。

 闇破竜 ヤミムート

舞台時空の二十年前に百人余の精鋭の命と引き換えに討伐されたと言われている。その5年後にヤミトレスが四天王に就任。当時のことを知る魔王軍からは、舐めプグセのなく、物理にも強いだけのヤミトレスと言われている。何でも塵にする魔崩宰や不死身になれる妖武将に比べ、討伐難度は低いとユグドラルと共に舐められてたが、そう評価する存在は皆惨殺されたらしい。

幹部一覧 懸賞金

無尽のポート 900000G

灼鳥のフェニィ 650000G

怪袋のアヤカシ 589400G

氷姫のフロスノ 550600G

惨蠍のスコピオ 523700G

蛇眼のメドゥサ 462000G

武剣のキザナイト 447110G

傀儡のクグツ 399200G

疾風のハリケン 380000G

迅雷のボルトー 300000G

蒼炎の男 850000G

[都市(集落)]

主に(街、町、村)に分類され、紹介された中で左に近い方が規模は大きく、サービスに金は多くかかるけど、その分いいものを得ることが可能。

サービスの種類は(宿屋、武器屋、防具屋、道具屋、魔法屋、情報屋、酒場、喫茶、教会)に分けられる。

城塞につながるが、王城のすぐ側に王への忠誠が高い人たちが住む城下町(城下街)がある。城の王に謁見する前は何の恩恵もないが、謁見後は勇者のためならばと安くしてくれる人も現れる。基本は町と同規模の城下町だが、勇者の寄付が限界に達したら街と同規模の城下街になる。

武器や防具の性能は高い順に(秀、優、良、可)とあるが、村では可のみで、町で良のものが、街で優のものが買えるようになる。

[城塞]

王城、要塞、魔王城に分類。

魔王城は言わずもがなラストダンジョン。ンーマロストに所在。しかし、ンーマロストには魔族の間でしか知られていないような隠しエリアが存在する。

要塞は政府組織の基地であり、訓練場や戦術支援施設の他に、秀の武器防具の品揃えが豊富。

王城は謁見の間があること以外は要塞と同じ。謁見の間には王がおり、始まりの城以外の城の謁見の間の前の扉には門番がおり、片仮名で構成された合言葉を言えるまで謁見が禁じられる。

[ダンジョン]

主に(遺跡、森林、洞窟)の三種類に分かれ、どれも魔物がたくさん現れる。遺跡では武器防具や魔法書、道具、錬成レシピ、財宝などが手に入り、森林では木の実や薬草、肉や明水が手に入り、洞窟では鉱石や暗水が手に入る。鉱石や木の実、薬草や明水、暗水があれば錬成レシピを基に、装備や道具を作ることができる。なお、薬草はHPの回復、明水と暗水はHPとMPの回復に加え凍結と睡眠以外の状態異常の解除に使えるが、明水は平仮名の復活、暗水は片仮名の復活にも使える。

[サービス]

宿屋

HPMPの回復、状態異常治療。文字の復活は街の宿屋でないと難しい。

武器屋防具屋

都市の発展に応じて買えるものが良くなる。

魔法屋

魔法を習得するための魔導書の販売。魔法を試せるマネキンもある。

道具屋

薬草などの販売。錬成を行うことも可能。

酒場

物理系の仲間に会うことができる。名前とステータスを明かしてはいけないという規定がある。

喫茶

魔法系の仲間に会えることができる。酒場と同じ規定があり、眠気覚ましのコーヒーを買うこともできる。

情報屋

魔王軍や冒険者、私営ハンター、政府組織、謁見の間の合言葉などの情報を得ることができる。無料にするにはある条件が必要。

教会

仲間の蘇生やセーブポイントの設定ができる。たまに魔王軍が侵入してくることがあり、特にワルクリアが来た場合は周囲に避難を促す鐘を鳴らすらしい。神父の無事は保証されるか知らないが神父は冒険者の命綱なので、全力で保護するべき。

[仲間]

酒場では(剣士、戦士、狩人)を、喫茶では(魔法使い、呪術師、僧侶)を、教会では(僧侶、賢者)を仲間にできる。

仲間のステータスは仲間になる前は不明で、大体のステータスを予測する必要がある。要塞では強力かつステータスが判明している仲間を連れることもできるが、王に謁見する前や、魔王軍に占領された場合は利用不可。

傾向としては、剣士は剣しか装備できない代わりに攻撃が高く、戦士は攻撃と防御が共に高く、狩人は攻撃と幸運が高い。また、魔法使いは杖しか装備できない代わりに魔功が高く、呪術師は魔功と魔防が共に高く、僧侶は魔防と幸運が高い。賢者は魔功と魔防と幸運がとても高い。僧侶と賢者は蘇生魔法や復活魔法を覚えるが、それの成功には幸運が必要である。

[各地方の主]

魔王四天王と戦い封印された存在。

アイビギン〔聖天の主〕.セントモジエル

一度受けた魔法に含まれる文字と同じ文字が使われる場合(例.フレイムを受けたあとにフリーズ)、その魔法を無効化させる力を持つ。長期戦にめっぽう強いが、一瞬で決着をつけるワルクリアに塵にされた。

イデサート〔嵐獣の主〕.グリフォランス

魔法の扱いに長け、人間の生活を脅かすものに容赦がない。ヤミトレスと戦い、序盤は一方的に追い詰めたが、魔法を使いすぎたゆえに一気に逆転され、自分の技に倒される。

ウーサムイ〔氷狼の主〕.フェンリルド

人間に対し友好的だが、腹をすかせると暴走する。ヤミトレスを一瞬で氷漬けにし、ヨウブジンをも苦しませる一撃を放つも毒で苦しまされた末、ユメミナシに眠らされる。

エライモン〔堅護の主〕.ガディゴレム

賢人達により作り出されたコアが動力源の機械式のゴーレム。ヨウブジンに善戦し、ユメミナシの力に唯一対抗できたが、ワルクリアにコアを壊され行動不能になる。

オッカナイ〔炎竜の主〕.ドラゴボルケノ

咆哮でヤミトレスを気絶させ、ヨウブジンの攻撃をものともせず、ワルクリアの力も通用しなかったので止むなくユメミナシに眠らされた魔王に対抗しうる力を持つ存在。攻撃魔法(ダメージを与えたり継続ダメージを伴わせたり即死させたりする魔法)を無効化させる鱗で全身を覆われている。目に映ったもの全てに攻撃する。

ドラゴボルケノ以外の主はワルクリアの力を前に無力である。

[政府組織]

騎士団と魔術団に分かれる。総隊長、分団長、団員の順で偉さが決まる。総隊長は幹部一人に、分団長は準幹部三人までに善戦するのが前提であり、それらに匹敵するメンバーで構成された精鋭部隊が作られることもある。しかし、それでもワルクリアの前にはすべて無意味。塵にされては元も子もない。それ故に政府組織の中にワルクリアと戦ったものなど誰一人として存在しない。

どんな理由があろうと人間に対し攻撃をしてはいけないというルールがある。

[冒険者]

魔王軍への恨みから魔族の討伐を生業とする。私営ハンターと混同されがちだが、金のために動くものはあまりいない。ギルドを組んでいるものや伝説と呼ばれるものもいる。四天王と戦えたものは英雄扱いされるらしい。

[私営ハンター]

金のためだけに動く奴ら。冒険者ギルドに紛れ込んでは平気で人を裏切り、報酬を横取りするようなやつが大半。武器を持たずに普通に生活していれば金に困ることはなかったというのに。ほとんどが準幹部の相手ばかりで、幹部以上と戦う危険を冒すようなやつはあまり存在しない。それどころか利益のために魔王軍に協力するやつさえもいる。

[エンディング]

魔王の討伐を諦めるエンド

魔王を討伐するエンド

隠しエリアを攻略した後に魔王を討伐しに行くエンド

下のものほど難しい。一番下のものがトゥルーエンド。

※ここから先は未完成です。更新をお待ちください。

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