僕のエイリアン

(B7.)

[主要人物]

人間のエムと、エイリアンA(第一話からいるエイリアン)とエイリアンB(第十話に初登場のエイリアン)とその他の人間。

[エイリアンの生態]

ハートコアという器官を中心に、エナジーの結晶が凝縮することによって生きている。ハートコアからは毎秒ごとにエナジーが生成される。

フェーズという成長段階が最大で19種類(アイン、アインハーフ、ツヴァイ、ツヴァイハーフ、ドライ、ドライハーフ、フィーア、フィーアハーフ、フィンフ、フィンフハーフ、ゼクス、ゼクスハーフ、ズィーベン、ズィーベンハーフ、アハト、アハトハーフ、ノイン、ノインハーフ、▼▼■▼▲)ある。次のフェーズになることをフェーズ移行というが、それの前提条件はハートコアのエナジー量が満杯になること。フェーズ移行の事を進化ともいうが、その際に反動で宿主(本作ではエムの事を言う)の記憶や意思を完全に消滅させてしまう事がある。進化のために必要になるエナジー量を必要量という。なお、進化の際の反動は意図的に起こすことが可能である。

進化のために必要なエナジーの生成量は宿主の感情(喜怒哀楽など)が大きく動くことにより、増幅する。ハートコアのエナジー量が必要量の半分になると、ハーフフェーズ(アインやツヴァイにハーフがつくフェーズ)になる。

ハートコアで生成されたエナジーを用いることで万物を創造することが可能。エナジーを発散させることで、発散させたエナジー量に応じて世界(本作でいうところのユニバース)を生み出すことができる。一点に放出させたエナジーを両手で覆うようにして圧縮することにより、生命(本作でいうところのユニット)の基になる魂核が生成される。自分で圧縮した場合、自分の体の一部として生成、他者が圧縮した場合誰からも独立した存在として生成される。より多くのエナジーを詰められる方がより強いユニットを生成できる。なお、生成物は主に宿主の記憶やエイリアンの知識を基に生まれる。

斬撃を受けようと灼熱の業火に焼かれようと、世界中の水爆をぶつけようと、何をされようが死ぬことはないが、エナジーが切れるかそれ以外のある条件を満たすことによって'胎胚化(全ての記憶を受け継ぎ、フェーズ状態を振り出しに戻す)'か'裂胎化(フェーズ状態を保ったまま全ての記憶を消し、核ごとに断片的な記憶を植え付けた後に離散する)'を選択可能。彼らに死という概念はない。

母語は耳鳴りのような音。表記にすると(■◆▲▼□◇△▽)となっている。法則性はあるが、エム曰く人類への配慮が欠けている言語とのこと。エイリアンAは左四種、エイリアンBは右四種は右四種で表記することとする。

エイリアンにも立派な名前があり、エイリアンAは'▼▲▼■▲◆■◆▼■(▼▲▼■◆■◆)'で、エイリアンBは'▽△▽□△□□△▽□(▽△▽□□□△)'である。''の中の()がついていない方は完焉名称。フェーズアハト到達で名乗ることができる。それより前のフェーズの場合()内の名前で呼ばれる。

宿主に対し、テレパシーで会話することができるが、▽△▽□□□△はあまりそれを好まない。同族同士では常にテレパシーで話す事も可能。

なお、エイリアンの名前はオンドゥル語にすると、エイリアンAは'ア゙ドゥヴェドゥオベグディズ(ア゙ドゥヴェオベグ)'で、エイリアンBは'ア゙ドゥヴェドゥビードゥディズ(ア゙ドゥヴェビードゥ)'である。また、グロンギ語にするとエイリアンAは'ガスゼスゴレグシグ(ガスゼゴレグ)'で、エイリアンBは'ガスゼスヂヂドシグ(ガスゼヂヂド)'である。

フェーズアハト到達までに宿主に完焉名称を叫ばれると強制的に胎胚化する。なお、それ以外が同じことをしても意味はない。

ついでに肉体を自由に変形させることも可能。

[フェーズアイン'胎胚形態']

エイリアンの最初の形態。エムはその存在を知る由もないが、▼▲▼■◆■◆と▽△▽□□□△曰くアインは灰色の球体で、アインハーフはそれに目が一つついた状態。エムが五歳になるまではこの形態だったが、▼▲▼■◆■◆の進化の反動でそれ以前の記憶を消された。

[フェーズツヴァイ'幼胎形態']

ツヴァイは第一話からみなさんご存じの白と黒のマーブル模様のスライム。模様は常に流動している。第五話になると▼▲▼■◆■◆がツヴァイハーフに到達。見た目は全身灰色で四頭身の全裸単眼ショタ。なお、この形態の時に宿主以外の存在に認識されたり、宿主に触られたりすると胎胚化する。

[フェーズドライ'人胎形態']

ドライはツヴァイハーフに白色か灰色か黒色で構成されたフード付きのローブを身にまとった全身灰色で五頭身の単眼。なお、先ほど書いたフード付きのローブは露出を避けるために表皮を変形させた皮膚。このフェーズに到達すると、宿主は進化を止める権利(ポ▼■ンでいうところのB連打)をはく奪される。ドライハーフになることによって起こる見た目の変化はなし。

[フェーズフィーア'人士形態']

六頭身になる。数秒間の空中浮遊ができるようになる。フィーアになり、特にハートコアが発達した者は、毎秒▼▼▲◆一万個分のエナジーを生成できるようになる。腕一本には▼▼▲◆一個分のエナジーを詰めることができ、ハートコアのエナジーを用いて尽きるまで再生することが可能。千切れた部位に他者が触れた場合、それに内包されたエナジーを放出し大爆発を起こす。大爆発により拡散されたエナジーを凝縮することにより、ユニット(エイリアン達の世界における生命:ヒト,ネコ,ドラゴンなど)の基となる魂核の生成が可能。フィーアハーフになると、ハートコアで生成されたり腕一本に内包できたりするエナジー量が十倍になる。なお、本作で▽△▽□□□△はこのフェーズで裂胎化を起こす。

[フェーズフィンフ'天士形態']

七頭身になる。重力に逆らった空中浮遊が自由にできるようになる。▼▲▼■◆■◆の場合何故か敬語になる。この形態になった場合、フィーアの記述の'▼▼▲◆'の部分が'■▲▲◆'に置き換わる。なお、■▲▲◆には▼▼▲◆の数百倍から数千倍のエナジー量がある。▼▲▼■◆■◆は十数人程度の手下を増やすようになる。フィンフハーフになると、回数制限付きで▼▼▼◆■■▲のような物を召喚する■▼■▼▼▼■▼■▲を使えるようになる。■▼■▼▼▼■▼■▲は十回使うと十秒間のクールタイムに入り、千回使うと胎胚化を引き起こす。フィンフハーフになると時間や空間などの概念の操作も可能になる。

[フェーズゼクス'界士形態']

このフェーズになると、■▼■▼▼▼■▼■▲が百回使うと一秒間のクールタイムに入り、百万回使うことにより胎胚化を引き起こす技となる。これまでは進化の度にハートコアの必要量が一万倍ずつ増えていたが、ゼクス~ズィーベンの間の必要量が一兆倍に増えた。進化の反動の種類に、宿主に及ぶ幻覚、幻聴、眩暈、頭痛、不眠が追加。フィーア~フィンフの必要量の百倍以上のエナジーを生成した場合も上記の進化の反動が起きる。これまでは宿主に丸一日以上忘れ去られると胎胚化を引き起こすようになっていたが、ゼクスになると丸一年以上、ゼクスハーフになると丸十年以上になる。このフェーズになると、自身の存在を大勢に認知されることによりエナジーの生成量が増える。

[フェーズズィーベン'□△◇▽形態']

本作のラストに▼▲▼■◆■◆が到達する。ここまで到達した場合、エナジー切れを引き起こすか、宿主が死ぬか、ズィーベンハーフ到達までにそいつの完焉名称を叫ばれるかでもしないと胎胚化しない。

[フェーズアハト'◇▽□▽形態']

到達者不在のため詳細不明。

[フェーズノイン'□▽□▽形態']

到達者不在のため詳細不明。

[フェーズ▼▼■▼▲'▽▽□▽形態']

到達者不在のため詳細不明。エイリアンの進化の最終到達点。▼▲▼■◆■◆はこれに到達することを目標としている。

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