マァーヤ

君はいつも帰り道 隣り歩くのためらって

揺れるススキの穂 風も戸惑いふりかえる

うつむきながら歩く君 僕は空を仰ぎ見る

流れる小川に時を乗せ 去り行く落ち葉の

舟はくるくる回り 君か僕の心に同化する

その手に触れよか 言葉か歌で触れようか

にぎやかなチャリンコ 空気読まずに走る

この道の距離か心中か 近くて遠い帰り道

どこかでチャイムが鳴ったような気がした 近くて遠い帰り道


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マァーヤ @maxarya

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