第3話 友達視点
それは初めて聞いた話だった。
ある日友は言った。あそこの公園にはトンネルに続く道があって、その中には変な穴があると。友は証拠に自身の切れた指を見せてきた。
その後、成り行きで付き添って行くことになった。
...怖かったけど
その道は、行ったことが無かった。友は気づいていないようだったが、横には、ビックリマークだけの標識があった。普通、下に何かしらの文字が書いているはずなのに。
「あっ!おい下見ろ!」
―
目の前で友は、床の大きな穴に気づかず、落ちてしまった。僕は友を助けようと、床の穴を覗くと、
「ひぃっ...!」
友は溶けていた。
僕は怖くなったから、無我夢中で走った。それはとてもとても嫌な気分になった。すると、急に蛙が鳴いたもんで、不吉な感じがして、急いだ。走ってたら転んでしまったが、そんなものより恐怖の方が勝ち、痛みなど気にせずに走った。
その帰り道は、今までのどんな道よりも遠く感じた。
ヤツメの穴と赤いカラス 稀津 @WashiWashidethyo
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