第7話「幼馴染想い レイラ・ロールホーク」
「冒険者の相談に乗ってくれるのって、ここでいいの?」
昼下がり。オレンジ髪の女の子が相談課のカウンターへやって来た。
そっぽを向き、顔をしかめ、だけどどこか恥ずかしそうにしている。
「はい、ここで合っています。この時間帯は人が少ないですが、相談にいらっしゃる方は多いですよ」
「え、そうなんだ……。ふ、ふーん? ま、じゃああたしもお願いしよっかな」
「ではそちらにおかけください。冒険者ライセンスのご提示もお願いします」
表情は硬いままだが、少しほっとした様子で、少女はカウンターの向かい側に腰かける。
彼女の後ろには暇をしていたルカが椅子に座って――寝たフリをしていた。聞き耳を立てているのは間違いないが、構わないだろう。
差し出されたライセンスを受け取り、確認をする。
レイラ・ロールホーク。1階級【プライマ】。
冒険者登録は2か月前。スキルはなし。
……なるほど。これは、少し“面倒なこと”になったかもしれない。
「うん? なに? なにかおかしい?」
「いえいえ、問題ありません。私は職員のノードといいます。今日はどのようなご相談ですか?」
「……ノードさん。あのさ、本当になんでもいいの? すっごく、プライベートなことでも」
またそっぽを向き、カウンターの上で組んだ指をせわしなく動かしている。
「もちろんです。街の依頼や塔のことしか相談できないと思っている方がいますが、そんなことはありません。もちろん、内容によっては対応できないものもありますが」
「ふーん……」
とんとんとんと、指でカウンターを叩き始める。
よほど話しにくいのか、恥ずかしいのか。
こういう時は、黙って話し始めるのを待つのがいい。
「プライベートって言ったけど……本当は、一緒に村っ……ぼ、冒険者してる幼馴染のことなの」
「村?」
「そこは聞き逃してよ!」
「失礼しました。幼馴染ですか。なにかあったんですか?」
「まぁ、うん。……ケンカしちゃって」
「なるほど。詳しく伺っても?」
「えぇっと……どこまで話せばいい?」
「話せる範囲で、詳しくお願いします」
「詳しく……。なんとなくじゃだめ?」
「そう、ですね……。詳しい方が、的確に相談に乗れると思いますが」
「だよねぇ……うぅ」
レイラは机に突っ伏してしまう。これは……彼女が恥ずかしがり屋なだけかもしれないな。辛抱強くいこう。
しばらくして、覚悟を決めたのかレイラが顔を上げる。
「わかった。話すよ」
「はい、お願いします」
「……あたしたち、ここから少し離れたところから来たんだけど」
「あぁ、村からですか」
「小さい村で悪かったわね!」
「すみません」
小さいとは言っていないのだが……ツッコまない方が良さそうだ。
「村の仕事を手伝うのもいいけど、やっぱり冒険者になった方が稼げるからさ。村もそれを推奨してて……だからリディアと――幼馴染と一緒に、ここに来たの」
「そういう方は結構いますね。私も遠くの、とある“小さな村”の出身です」
「へぇ……ノードさんもなんだ」
ここでようやく、少し安心した顔になる。小さな村から出てきたことがそんなにコンプレックスなのか。
「あ、それでね。冒険者になったのはいいんだけど、どーしても幼馴染が心配で」
「どういう風に心配なんですか?」
「あの子、魔物と戦うの向いてないと思う」
「向いていない、ですか」
「うん。魔物と対峙した時、どうしても恐怖心が勝っちゃってる。魔法が使えて、スキルもあるんだけど……性格があんまり戦闘向きじゃないよ。だから魔物と戦う時は、あたしが弓で距離を取りつつ、ナイフで迎撃。リディアは後ろから魔法で援護するって感じにしてるの」
恐怖心によって萎縮してしまうということか。
そしてレイラは、弓とナイフの二刀流。それなりに技術を求められる戦い方だが……。
「魔物との戦闘は、その戦い方で問題ありませんか?」
「うん。今のところはなんとかなってるよ」
「……なるほど。では、リディアさんとはどのようなケンカを?」
「それは……昨日、塔で」
再び、そっぽを向いてしまうレイラ。でもそのまま話を続けてくれる。
「いつも、あたしが先に進んで索敵をするの。曲がり角の向こうを確認したりね。だから昨日もそうしようと思ったんだ。そしたらリディアが、“今日はわたしが行く”って言い出して」
「索敵を買って出たわけですか」
「うん。でも、危ないからだめだよって引き留めた。そしたら“わたしだってこれくらいできるよ!”って言い出して」
「そのままケンカに……?」
「塔の中でそんなことしないよ。すぐに引き返して、塔を出て、それから」
さすがにそういう冷静さはあるようだ。ケンカしてるところを魔物に襲われたら危険だからな。
「リディアは……守られてばっかりじゃイヤだって言うんだけどさ。あたしはやっぱりリディアを守りたいよ。傷ついて欲しくない。
お互い譲れなくて、ケンカはずっと平行線。……もうどうしたらいいかわからなくなって、ここに来たの」
「話はわかりましたが……」
「ねぇ、ノードさん。あたしどうしたらいいのかな?」
レイラは守りたい、リディアは自立したい、という話で、どちらが間違っているというものではない。
もう少し話を聞くべきか。
「レイラさんは、村にいた頃からリディアさんのことを守っていたのですか?」
「ん、そうだね。あの子、体力あんまりないから。村の手伝いなんかでも、力が必要なことはあたしが代わったりしてたよ」
「村で魔物と戦った経験は?」
「もちろんあるよ。付近の魔物退治も村の仕事だから。あんまり強いのはいないけどね。あたし弓の方が得意だけど、ナイフで戦うのは魔物退治を始めてから覚えたよ。リディアを守るために……」
そう口にして、レイラはぐっと拳を強く握る。
「……そうだよ、あたしはリディアを守るためにがんばってきたんだ。やっぱりあたしが守らなきゃ。
どんな魔物が相手でも、ぱぱっと倒せるくらい強くなれば、全部解決じゃない? どうかな、ノードさん」
「さすがにそれは――」
バンッ!!
突如、なにもないのにカウンターが叩かれたような大きな音がして、言葉が遮られる。
――いや、叩いたのだ。
「えっ!? いまのなに――――あ! まさか!!」
レイラが声を上げると同時に、その隣に突如一人の少女が現れた。
「レイラのそういうところがイヤなのです! どうしてわかってくれないのです!」
「リディア! スキル使ってたね……!?」
あぁ……やっぱりこうなったか。
手元にあるもう1枚の冒険者ライセンスを確認する。
リディア・モリプス。1階級【プライマ】。
冒険者登録は2か月前。スキルは――自身の透明化。ただし、目を閉じている間だけ。
実はもともとリディアの相談を聞いていたのだ。
途中でレイラがやってきたので、リディアは慌ててスキルで透明になって隠れた。
つまりずっと、レイラの相談内容を聞いていたわけで――レイラもそのことに気が付き、顔を真っ赤にして立ち上がる。
「ずるいよリディア! ずっと聞いてたなんて……盗み聞きよくない!」
「い、今はそんなことどうでもいいのです。
レイラ、確かに力仕事は代わってもらっていたのです。でも、ここへ来るまでの旅費、ギルドの報酬の受け取り、宿泊費、食費も! お金の管理は全部わたしに任せてるのです。任せっきりなのです!」
「うっ……そ、そこは、戦いの外側の話で」
「それはそうなのです。でも……わたしが言いたいのは、レイラだったわたしに守られているようなものです。それなのに、自分だけ……守ってる、なんて……」
「実際そうでしょ! あたしはリディアより機敏に動けるから、前に出るようにしてるの。冒険者として普通よ。役割分担!」
「分担してないのです! レイラが全部やる必要はないの! 戦闘でももっと頼って!」
……なるほど、2人の関係性が見えてきた。
やっぱり両方の話を聞くのは大事だな。
「お二人共、落ち着いてください。ここは一つ、相談課職員の私の意見を聞いていただけますか?」
2人はハッとして、気まずそうに顔を見合わせたあと、俯いて頷いた。
「先に言っておきますが、私はどちらかの味方をするわけではありません。あくまで、客観的な意見です。いいですか?」
「……うん、わかった」
「はい。お願いします、ノードさん」
さて……ここからが、相談課としての本番だな。
「まず、レイラさん。率直に申しますが――あなたは過保護です」
「なっ――ノードさん、片方の味方にはならないって!」
「はい。客観的に見ても、過保護という意味ですね」
「っ……」
「というのも……。これからもお二人が冒険者を続けるのであれば、守られてばかりではリディアさんは成長できません。なるべく低い階層で経験を積んだほうがいい」
「それ、は……」
苦虫をかみつぶしたような顔をして、レイラは目を逸らす。
リディアは少し得意げに、
「だから言ったのです」
「そしてリディアさん。あなたも自立したいというのなら、きちんとレイラさんの言うことを聞き入れなければなりません」
「えっ……そ、それは、やっぱり索敵とか危ないことはするな、ということですか?」
「いえ、もしものことを考えれば、経験しておくべきでしょう。ただなにが危ないのか、注意点をレイラさんから聞いてください。言い争いになったとき、ちゃんとレイラさんの話を聞きましたか?」
「っ……いいえ、聞きませんでした……」
おそらく感情的な言い合いになってしまい、そういう話はしていないのだろう。
リディアもそのことに気が付き、うなだれる。
「そこで、私からの提案です。一度、ノーランクパーティを使用して別々でパーティを組んでみてはどうでしょう」
「べ、別々のパーティ!? そんな――!」
「レイラと違うパーティ……」
慌てるレイラと、どこかハッとした顔のリディア。
先に動いたのはリディアだった。
「――レイラ。わたしは、それがいいと思うのです」
「そんな、だめだよリディア!」
リディアはレイラの手を取る。
「聞いて、レイラ。……わたし、わたしがね。守られてばっかりじゃイヤなのは……わたしを守ったせいで、レイラが傷つくのがイヤって意味でもあるのです」
「あ、あたしが……」
「少し前に、わたしを庇って怪我をしたのを覚えてる? 村でも、力仕事を買って出て、無理をして転んで、足を捻ってたのです……」
「そ、それは隠してたのに」
「バレバレだったのです。だから、わたしを守るの、一旦忘れてみてほしい。きっとお互いの成長になるのです」
「~~~~っ!!」
レイラは天を仰ぎ、リディアに見えないようにくるくる表情を変えていく。
そしてやがて、強く目を瞑り――その手を振り払った。
「や、やっぱりだめだよ! だめに決まってる!」
「そんな……どうして? レイラ……」
悲しそうな顔をするリディア。しかしそれでもと、レイラは決意を固めた顔でこっちに向き直る。
「ノードさん、リディアのスキルのこと聞いてるんでしょ?」
「自身の透明化、しかし目をつぶっている間だけ、ですね」
「そのデメリットが危ないんだよ。透明になってるだけだから、攻撃を咄嗟に避けるのには使えない。予め隠れてても、偶然攻撃が来たら、目をつぶっていて気付けない。だから……」
「……せめて、その特性をきちんと理解している仲間が一緒でないと、危険ということですね」
こくりと頷くレイラ。リディアも――自分のスキルのデメリットと危険性は当然把握している。俯いて目を逸らしていた。
「では、リディアさんがデメリットを克服する方法を見つけたら、先程の提案を受け入れてくれますか?」
「えぇ? そりゃ、本当に克服できるなら……いいけど」
よし、言質は取った。
しかしリディアは不安そうに、
「あの、ノードさん。もしかしてそれは魔法なのです?」
「はい。ああ、克服方法には気づいているんですね」
「音の魔法……音の反響で、周囲を調べる魔法ですよね。でも、訓練所では扱っていなくて……教わることができなかったのです」
レイラも隣でうんうんと頷いている。
確かに音の魔法は使える人が少なく、希少な魔法だ。
「実は、私の知り合いに音の魔法に詳しい人がいます」
「えっ……!」
「最近、魔法教室を開いているらしいですよ。……授業料は、あまり安くないかもしれませんが」
魔法教室――そう、ヴァンセンだ。
彼は遺跡探索が趣味で、探索に関する魔法は積極的に習得したと話していた。
ただ彼は金にがめついところがある……授業料がいくらなのか心配だ。
「ノードさん、その人にはどこに行けばお会いできるのですか!?」
「彼も冒険者です。ギルドで会えるかもしれませんが……」
しまった、ヴァンセンがどこで魔法教室を開いているのか知らなかった。
あの人そんなに頻繁にはギルドに顔を出さないんだよな。
「じゃ、ここはわたしに任せてよ」
突然、2人の後ろから女の子――ルカが現れた。
やっぱり寝たふりで話を聞いていたようだ。
「わたしの相棒が、その魔法教室に通ってるんだ。連れてってもらうといいよ」
「ほ、本当ですか? ありがとうございます!」
リディアはルカにぺこりと頭を下げ、そしてすぐにレイラに向き直った。
「レイラ、これなら問題ないのです。いいよね?」
「う……ううー……ん」
「さっき克服方法を見つければ、別々のパーティで組んでいいと言ったのです」
「言ったけど、まずは身に付けるのが先で……。はぁ……もう……わかったよ」
「ありがとうなのです、レイラ!」
喜び、満面の笑みを浮かべるリディア。レイラはまだ複雑な顔をしている。
これで一件落着……と、言いたいところだが、まだ終わっていない。
「リディアさん。最後にもう少しだけレイラさんとお話したいので、少し席を外してもらってもいいですか?」
「え? はい、構わないのです」
「じゃ、リディアちゃんあっちで話そ。あ、わたしルカ・ノイエ。よろしくね」
2人はギルドの出口へと歩いていく。
……ルカにはあとでお礼をしないといけないな。
さて、残されたレイラは……。
「レイラさん、まだ心配そうですね」
「当然だよ……」
「そうですね、スキルのデメリットを克服できたとして、今度は新たな心配が増える」
「なんだ、ノードさんもわかってたの? ……目をつぶってても周りがわかるとなれば、そのスキルを使って危険な役割を任されるかもしれないんだよ」
その通り。例えば透明になって、1人で敵の後ろに回り込む、なんて作戦が立てられてしまう。それは索敵とは比べものにならないくらい、危険な行為だ。
「そもそもさ、魔物は目だけで相手を認識してるとは限らないでしょ?」
「はい、その通りです。……レイラさんは、しっかりしていますね」
「そ、そう? まぁ……そういう勉強はちゃんとしてきたよ」
彼女は……リディアを守るためだろうか、冒険者の考え方をしっかりできている。思ったより冷静で、頭も回る。
それなのに、どうして彼女は……。
「ノードさん、わかってたなら音の魔法の先生なんて紹介しないで欲しかったよ?」
「いえ、そこはきちんと学んでおくべきでしょう。生存率が上がるのは間違いありません。メリットの方が大きいです」
「うん、そうなんだけどさ……うぅ」
「どちらかと言えば……私はレイラさんのほうが心配ですよ」
「あ、あたし?」
余程意外だったのか、目を丸くして驚くレイラ。
「はい。レイラさんの原動力はリディアさんです。他のパーティで、あなたのその知識をきちんと生かせるのかどうか……」
「そんなのっ……うぅ、ちょっと言い返せないかも」
「ノーランクパーティで組む時は、その辺りを意識して、他の仲間からも学習するといいでしょう」
「ん……わかった。やってみるよ」
俺は立ち上がり、レイラの頭にぽんと手を置く。
「わわ、ちょっと!」
「あなたは素直な人ですね」
「はえええ?! あ、あたしが、素直?」
「冒険者として学ぶ時、あなたはとても素直です。その気持ちを忘れないでください」
「……そ、そういう意味ね……。はぁ、でも初めて言われたよ、素直なんて……」
反応も素直――というのは、言わないでおこう。
「がんばってください。……リディアさんも、少し意固地になっています。お互い落ち着いて、しっかり話し合うのがいいと思いますよ」
「そうそう、リディアってああ見えて頑固なんだよ。わかってたんだけどなぁ……。うん、時間かけて話してみるね」
「はい。あなたたちの関係性はとても素晴らしいものです。大事にしてくださいね」
「ん……ありがとう、ノードさん。相談してよかったよ。またね」
まだ少し恥ずかしそうにしながらも、笑顔で手を振り、リディアの方へと駆けて行った。
「ふぅ……うまくいくといいな」
3人がギルドの入り口で話している姿をじっと眺める。すると、
「あの子たちが気になるんですか? ノード先輩」
「――って、エリナ? びっくりした……」
いつの間にか背後にエリナが立っていた。
気配を消せるのか? たまにこういうことがある……。
俺はもう一度レイラとリディアを視る。
「まぁ……ちょっとな」
「もしかして、2人のオーラの色が違うんですか?」
「なんでわかるんだよ」
「先輩がそういう顔をするときは大抵オーラの色絡みですよ」
……そんなに顔に出ていただろうか。
深刻な顔はしていたか。
「やっぱり、今話してた子のオーラのほうが上なんですか?」
「……逆だよ。あの子の幼馴染、リディアの方が上なんだ」
リディアは橙色で40階相当。対してレイラは青色、20階相当。
最初に“面倒なこと”になったと思ったのは、この色の違いのせいだ。
あんなにしっかりしているのに、レイラが青色だなんて……心配にもなる。
結局エリナにも事情を説明することになり――。
「なるほどなるほど。じゃあ冒険者管理課に、レイラちゃんがいいメンバーと組めるように、それとなーくお願いしておきますよ」
「……頼んでいいのか?」
20階に到達できれば、スキルが手に入る。そのために強い冒険者と組んで欲しい。
先日のエドリックは受付でも目立っていたから頼みやすかったが、レイラの件はスキルが絡むからどう頼むか悩んでいたのだ。
「もちろんですよ。あの子が20階でばけるかどうか、私も楽しみです」
「ありがとう、助かるよ」
「いえいえ~。あ、でも先輩、これは貸しですよ?」
「わかってるよ。……メシでいいか?」
「ん~それはそれでいただきますが、足りませんね。ま、今度なにかで返してもらいますから」
「……仕方ないな。それじゃ、レイラのこと頼む」
「はい、任されました」
そう言ってエリナは受付の方に戻っていく。
オーラの色の違いで、パーティやパートナーの関係性が崩れるのを俺は何度か目撃している。
しかし俺にできるのは、今回みたいに誘導し、周りに協力してもらうことだけ。
あとは本人の可能性と、取得するスキル、そして……関係性の強固さ次第だ。
3人はまだギルドの入り口ではしゃいでいて、レイラとリディアはもう笑い合っていた。
あの笑顔を見ればわかる。きっとなにがあっても、二人の関係性は壊れないだろう。
だけどせっかく2人で冒険者になったのだ、そのまま一緒に歩み続けていって欲しい。
そう願わずにはいられなかった。
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