第7話 家凸
2024年11月某日 都内某所
あたしは、マンションの管理人と警察官2名立会いのもと、家の中に入った。
強盗が入ったという気配がなく、警察官も
「事件性がないので、我々は行きますね。ただあまり物とか触りすぎないように気を付けてください」と言われた。
マンションの管理人のオジさんとあたしと二人で、30分ほど家の中を探した。
部屋は乱れていた感じで、机にレシートと病院の領収書がガサツに置かれていた。
一番最新のレシートが2024年7月のスーパーでの購入品のレシートだった。
日高さんからは、2025年の5月に"ヨッシー"と共通の知り合いから、2024年2月ごろに
「半身不随になっている」「入院している」という話を耳にしたそう。
マンションの管理人さん曰く、保証人ではなくて保証会社を利用しているらしく、保証会社も何度か部屋に立ち入ってるという話を聞いた。
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あたしは、家を訪問した後、通院してたであろう病院に電話してみたが親族でない限り患者の個人情報は伝えられないが交渉はしてみると電話で何度かやり取りしたが、やはり情報を提供できなかった。
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その次に、あたしは弁護士の友達に探偵を紹介してもらい、探偵事務所へ訪問した。
状況を全て話たが、結論からすると、連絡が取れなくなった日から時間が立っていること、高速道路の監視カメラ等も警察の許可が必要で、それも親族からの捜索願いが出ない限りは難しいとのこと。という結果だった。
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気づいたら11月も終わりに近づき、また仕事で日高さんと一緒になった。
日高さんには既に一連の調べた結果を共有していた。
日高さんは「もしかしたら、"ヨッシー"も気が向いたらフラっとかえって来るかもね」と呟き。あたしも、それに同意だ。と思い、この一連の調べた内容は2人だけで留めておくようにした。
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